金曜日の18時から(少し遅れての参加)
認知症予防についての勉強会に参加させていただきました。


講師は、

大阪府立病院機構大阪府立精神医療センター

岩田和彦氏



2016-06-10 18.53.05.jpg2016-06-10 18.53.05.jpg



場所は枚方市民会館でした。


この高齢者福祉の分野は私自身弱い分野ですので、
日々勉強中です。


高齢化社会の中社会保障費の増大は進行していきますが、
その中でもどのように対応していくか。


行政の施策ももちろん大事なのですが、
一人ひとりの意識の部分や生活習慣をどうしていくかというのも
大事だと思います。

意識改革をどのように促していくか、
環境づくりは行政の役割かもしれません。



以下当日の内容です。

健康的な生活が一番大事という、当たり前といえば当たり前なのですが、
それがなかなかできないのも事実ですよね・・。



議会改革の打ち合わせなどで、
18時スタートのところ10分~20分ほど遅参しておりますので、
話の最初の方は聞けておりません。
===

生活習慣が大事

健康な食事
人との交流
脳と体の運動(頭を動かすのも含めて)


【1】健康な食事


糖尿病4.6倍
高血圧4.1倍

以上のように、病気にかかっていると、
通常の方よりも認知症になる確率が上がる。



抗酸化物質や抗炎症成分を多く含む食物の摂取
野菜果物
ビタミンC・E
クルクミン(ウコン)?これがいいんじゃないだろうか。

イチョウ葉エキスを飲んだら記憶がよくなるといわれていたが、
効果がないらしい。

おそらく脳にいいだろうというのが
ω3系多価不飽和脂肪酸
何かというと青魚の脂肪。DHA(ハマチ)・EHA(イワシサバ)
αリノレン酸(クルミ・大豆・アマニ油・エゴマなど)


【2】人と交流することが脳に聞く。


認知症のリスクの違い。
一人暮らし・友人や家族が訪ねてくるのは週に1回もない。
157人/1000人中

家族と同居
友人や家族が週に1回以上訪ねてくる
19人/1000人中

人と出会うことが認知症のリスクを減らす。


そういったこともあって、認知症カフェが全国で増えていている。
謙譲な方も認知症の方も集まって地域サロンのようなもの。
枚方市の近くでいうと宇治市でオープン。



【3】脳と体の運動(頭を動かすのも含めて)

ウォーキング(中程度の強度の運動)
リラクゼーション柔軟体操(軽い強度の運動)

週2回1回1時間の運動を1年間実施。

比較すると、
ウォーキングで言語記憶力が向上。

中程度の強度とは・・・
犬と散歩するくらいのスピード。
歩いていてちょっと息がはぁはぁするくらいのスピード

日本人にとって一番いいのはラジオ体操
ラジオ体操第一を1日1回で十分。

有酸素運動+脳活性化運動(脳トレ)

歩きながら計算をする。
100から7をひきながら計算する、とか。

脳のトレーニングの3つの原則
1いくつかのことを同時にする
2誰かと一緒にする
3少しだけ頑張る


2つのことを同時にする、の代表は朗読。
朗読と黙読では脳の働きが全然違う


朗読
「読み」ながら声を「聴いて」いる

手紙を書く
「書き」ながら文章を「読んで」いる

カラオケ
「歌い」ながら「聞いて」いる



歩いている距離で認知症のリスクがわかる。
歩き方でもわかる。

FINGER研究
歩く以外に、栄養指導、運動、認知機能トレーニング、
心血管系リスクのモニタリングを2年間やると、やっていないグループと差がついた。

こころとからだ生き生きクラブでやっている内容と類似。

活動計を貸与して活動量を計測。




適度な運動と、体にいい食べ物、人と会って、
と普通の健康的な生活を続けていくこと。



====

根拠に基づいたお話でとても分かりやすかったです。




━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
枚方市議会議員
木村亮太(きむらりょうた)公式サイト
http://kimura-ryota.net/

ご連絡はこちらにお寄せください。
hirakata@kimura-ryota.net

twitter
@kimura_ryota


未来に責任

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━