次に、
○保育所体験事業について


これは子育て世代の子育ての時の負担感や、孤立感を解消するために、
開放している日に地域の保育所きていいよ~。


という事業なのですが、
参加者が増えていません。

昔は保育所だけで開放していたのですが、
最近はほかの子育て拠点でも開放しているとのことです。


そうなれば、保育所のほうの参加者だけで見ると減ることも、
「まぁそうだな」と思うわけですが、
それであれば、この事業だけの目標設定をどのようにするのか、
また、孤立感・負担感解消のためのふれあいの機会という観点全体で
どのように補足していくのか、というところは再度考え直さなければならないのでは、
というお話です。

※この質疑はインターン生とともに作りました。


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こちらが、事業の告知資料です。





【質問】
次に、予算説明書217ページ、保育所体験事業についてお伺いします。
この事業は、保育所における在宅子育て支援の一環として実施されているもので、

「保育所(園)ふれあい体験事業」は、生後5~8か月の間に1回と、1歳の誕生月の計2回、親子で近くの保育所を訪問していただくことにより、保育所を身近な子育て支援の場所として感じてもらい、保護者の孤立感の解消や子育てに係る負担感の軽減につなげることを目的として、市内の全認可保育所55か所において実施している事業ですと伺っています。


事務事業実績測定調書によると、参加者数を1歳の誕生月における参加者数を数値目標として設定されています。まず、事業を開始した平成19年度からの目標と実績の推移を見ていくと、
平成19年度は1月からのスタートであったため、
目標が500人に対して実績が493人、
平成20年度は1750人に対して915人、
平成21年度は1925人に対して2019人、
平成22年度は2100人に対して1987人、
平成23年度は2275人に対して2025人、
平成24年度は2450人に対して2137人、
平成25年度は2570人に対して2209人、
平成26年度は2800人に対して2120人となっております。

参加者実績は年度により横ばい、もしくは減少傾向になっております。子育てにおける孤立化を解消することは大事だと思いますが。参加者が減少している理由については、どのように分析されているのかお尋ねします。

【答弁】
参加者が減少している理由としては、子どもの出生数の減少及び地域子育て支援拠点事業など他の事業の利用者が増えていることが、主な要因であると考えております。


【質問】
実績が伸びない理由については、ほかの事業の利用者が増えていることなど一定理解しました。しかしながら、この事業の目標数値を見ますと、平成26年度までは増加を目標とし、27年度からようやく横ばいとなるよう目標を変更されましたが、それでも目標と実績の乖離が大きく、今後も参加者が大幅に増えることが見込めないのであれば、目標数値としていかがなものかと考えます。
他の事業が充実することにより、結果的に参加者が分散するのは決して悪いことではないと思いますが、それなら事業を単体でとらえるばかりではなく、目的や対象者が類似する事業をトータルにとらえて目標数値を設定するなど、目標設定のあり方を見直しするべきではないでしょうか。見解を伺います。


【答弁】
本事業につきましては、目標値を毎年増加の方向で設定してまいりましたが、今後は、事業対象者となる子どもの出生数の推移といった社会状況の変化や、地域における子育てを支援するという共通の目的を持つ他の事業の利用状況など、本事業に与える影響を考慮しながら、適切な目標設定を検討するとともに、より多くの親子に参加していただけるよう、引き続きさまざまな方策で本事業の周知に取り組んでまいります。

【意見要望】
事業の内容を否定するつもりはありません。ただ、類似事業が出てくれば、この事業だけの参加者で見ると減ることもあると思います。孤立化の防止という大きい枠組みでみられるような形を要望しておきます。また、参加者をもっと増やすというのであれば、日程を柔軟に設定することも大事なのではと意見をしておきます。









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