予算特別委員会の質疑その1です。

2項目なのですが、
主旨的には似ているのと、一つが短いので、1つの記事にまとめます。


○臨時財政対策債について
○市債の繰り上げ償還について
この2つです。

1つ目については、
臨時財政対策債は、赤字地方債とも取れますので、
その発行を抑制すべきと考えており、
発行額が減った理由と今後についても抑制すべきと伝えております。


2つ目の市債の繰り上げ償還については、
返せる借金は前倒しで返しておきましょう、という話です。
そうすることで、利子分圧縮できます。

平成27年度は実施しましたので、
今年はどうかうかがっています。

平成27年の内容はコチラ

○臨時財政対策債について

【答弁】まず財政運営について伺っていきます。平成28年度一般会計当初予算には、市債が125億円計上されており、予算特別委員会初日にもございましたが、投資的事業に係る市債が32億円の増、臨時財政対策債が12億円の減ということでございました。臨時財政対策債が大幅に抑制されている要因についてお尋ねします。

【答弁】
当初予算編成における臨時財政対策債の算定にあたりましては、平成27年度の状況をベースに、毎年国から示されます地方財政対策における伸び率などを踏まえて算定を行っております。平成28年度の地方財政対策では、平成27年度と同様、一般財源総額の質の改善を図るため、地方交付税についてはほぼ同程度を確保しつつ、臨時財政対策債については大幅に抑制する措置がなされました。



【意見要望】
臨時財政対策については、平成13年度の制度創設以来、年々増加していたので、心配していましたが、発行額が平成27年度に引き続き、減少する見込みとなっていることは本市の財政運営にとっても私としては、大変よいことだと思います。国もようやく、地方自治体に借金をさせておくという臨時財政対策債の制度そのものに問題意識をもったのかもしれません。政府の経済政策の効果や消費税率の引き上げもあり、税収が増加したので臨時財政対策債は減少に転じたのでしょうが、最近の円高・株安の影響でまた景気が悪化していくのではないか、という報道も見受けられます。そうなれば、また税収の減少が臨時財政対策債の増加に繋がることが懸念されます。引き続き、本市としては臨時財政対策債の動向に注視すべきであり、確かに国で認められた制度とはいえ、この、いわゆる赤字地方債ともいえる、臨時財政対策債に依存し過ぎない財政運営を心掛けるべきだと思いますので、よろしくお願いしておきたいと思います。










○市債の繰り上げ償還について
(借金を前倒しで返済すること)


【質問】
臨時財政対策債の発行額が減少する見込みとなっていることは本市の財政運営にとっていいことだと思いますが、一方で、投資的事業に係る市債について32億円増加しているとのことです。市債残高の圧縮して公債費を抑制していくべきだと思いますが、27年度では借換をせずに繰上償還を行うものが11億円あったかと思います。28年度では、どのような状況なのか、お尋ねします。

【答弁】
平成28年度に借換の時期を迎える市債については、約7億円ございます。
この7億円につきましては、当初予算への計上は見送っておりまして、予定どおり借換を行うのか、あるいは、次世代の負担軽減を図る観点から、借換を行わずに繰上償還を実施するのか、その取り扱いについて、今後、平成28年度における市税や地方交付税などの状況を踏まえた中で検討を行っていきたいと考えております。


【意見要望】
今後、さらに人口減少が予想される中にあっては、いかに将来負担を抑制していくかが、今後の財政運営にとって、大きなポイントになってくるかと思いますので、今年度も、是非、繰上償還を実施していただくことを要望しておきます。




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