代表質問、続きまして。


4.将来世代に大きな負担を残さない徹底した市政改革の推進

(1)組織体制の強化について
(2)各種補助金へのサンセット方式の導入について
(3)指定管理者制度の運用にかかる指針策定について

についてです。


(2)については外郭団体への補助金についても見直していくのかをうかがっています。



■組織体制の強化について

【質問】
市政運営方針の中では、徹底した市政改革の推進を掲げられ、収支均衡を基本とした計画的な市政運営とともに、更なる行政改革を推進していく決意を述べられていますが、その為の組織体制の強化については具体的にどのようにお考えなのかお尋ねします。

【答弁】
新しい枚方の創造に向けて、定住促進策など主要施策を進めるにあたっては、組織横断的に一体的に取り組む必要があります。そのためには、今まで以上に総合調整機能が重要であるとともに、施策を展開していく上では、その実施手法や組織体制等が効果的・効率的かどうかといった行政運営の改革・見直しといった視点も不可欠であることから、こうしたことを一体的に行うことができるよう、行革部門と企画、総合調整部門の改編を行うものです。






■各種補助金へのサンセット方式の導入について

【質問】
補助金については、より効率的・効果的な事業となるよう見直し、再構築を行い、終期を設定するサンセット方式を取り入れるとのことです。外郭団体等へ支出している事業補助金や運営補助金についても同様にサンセット方式を導入し見直しを行うのかお尋ねします。

【答弁】
補助金交付事業につきましては、より適性かつ、効率的・効果的な執行を図るため、サンセット方式を順次導入し、終期到来時に、現状のニーズに即したものとなっているか、当初の目的を終えていないか等、必要性や妥当性等の観点から検証する必要があると考えております。その対象は、全ての補助金とし、外郭団体等への活動補助金についても検証してまいります。

【意見・要望】
補助金交付事業について、何のためにサンセット方式を導入するのか、その目的をしっかりと庁内で共有し、導入を進めていただきたいと思います。そして終期が来ても、継続ありきの検証ではなく、ゼロベースで必要性や妥当性を検証する制度運用をお願いします。








■指定管理者制度の運用に係る指針の策定について


【質問】
指定管理者制度について「競争性の確保を図るため、指定管理者の裁量の範囲や非公募の判断基準を示した指定管理者制度の運用に係る指針を策定する」とのことですが、現在、公募・非公募の割合は18施設(42箇所)のうち、公募は11施設(16箇所)、非公募は7施設(26箇所)です。公募であっても、1者しか応募がない案件もあり、申請に際し設けられる資格要件が、事業参入の間口を狭めている部分もあるのではないかと考えるのですが、指定管理者制度における競争性の確保について市長の見解をお伺いします。

【答弁】
指定管理者の競争性の確保につきましては、多くの事業者の参画のもと、よりよい指定管理者を選定し、市民サービスの一層の向上、また、より効率的な管理運営を期するうえで、重要であると考えております。
こうしたことから、事業者の参入を疎外している要因や、事業者の参入意欲の向上に資する裁量やインセンティブの在り方等、さまざまな面から、検討し、指針として取りまとめていく考えです。

【意見・要望】
過去に応募が1者だったものについては、特に検証をしっかり行っていただきたいと思います。また仕様全般、再委託の規定や、料金のあり方など、どこが障壁になるのかを議論いただき、運用指針を策定いただきたいと思います。また、非公募の案件には市の外郭団体が少なからず見られます。利用者サービスの向上や効果的・効率的な管理運営といった制度本来の趣旨からは、疑問に感じます。今後は指定管理者制度本来の趣旨を踏まえた運用となっていくよう要望します。




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枚方市議会議員
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