代表質問の内容続きまして、教育関係の話です。

③子どもたちの未来への可能性を最大限に伸ばす学校教育の充実
(1)市長の考える学校教育の充実について
(2)グローバル社会を果敢に生き抜く力を身につける教育について
(3)学力学習状況調査について
(4)部活指導協力者について
(5)コミュニティ・スクールについて


公教育の果たす役割は何かってのを考えます。


学力も大事ですが、
それとともに生きる力(非認知能力)を
どう高めていくかってのが大事だと考えております。


部活動指導協力者については、
賛否が分かれていますが、

部活動の指導が大変すぎて本来の教師業務に専念できない、
という立場の方々と、
部活も教育の一環なんだから教師が責任をもって、
の立場の方々がいるようですが、
私はどちらかというと今は前者よりです。

お金がすべてじゃないですが、
手当とかも少ないですし。

部活指導の中で生徒が変わっていくところや、
大会などでいい成績を残せたときの喜びは
それはそれで何物にも代えがたいものがあるのかもしれませんが。


そして、学校の中だけですべてを解決することも難しくなってくると思いますので、
地域とともに問題を解決する仕組みを整えることが必要だと感じています。
(コミュニティスクール)



■市長の考える学校教育の充実について

【質問】
子どもたちの未来への可能性を最大限に伸ばす学校教育の充実について、市長の考える学校教育の充実とはどのようなものか、お伺いします。

【答弁】
多くの市民に本市への愛着や誇りを抱いてもらえるまちづくりを推進していくために、学校教育では、「この枚方で学ばせたい・育てたい」と思っていただけるよう、小中一貫教育の推進や部活動指導協力者の増員、コミュニティ・スクールの導入などを通して、確かな学力を育む取組を充実することにより、中核市の中でも有数の教育都市として、「豊かで誇りある枚方」の実現をめざします。


■グローバル社会を果敢に生き抜く力

【質問】
次に、市政運営方針にある「グローバル社会を果敢に生き抜く力をしっかりと身につける教育」とは、どのような教育なのか、教育長にお伺いします。

【答弁】
「グローバル社会を果敢に生き抜く力をしっかりと身につける教育」とは、基礎的な知識・技能に加え、自分で課題を解決するために必要な思考力、判断力、表現力や、主体的に学習に取り組む態度を養うことを重視した教育、特に自分の考えを自分の言葉で発信できる力をつけるための教育が重要であると考えています。あわせて、子どもたちが枚方に愛着と誇りをもつ、いわゆる「シビックプライド」を醸成する必要があり、そのために、これまで以上に、夢や希望をもって主体的に自らの生き方を考えることができるようにするためのキャリア教育なども充実させることが必要であると考えています。

【意見要望】
「グローバル社会を果敢に生き抜く力をしっかりと身につける教育」について、「意欲」「協調性」「粘り強さ」「忍耐力」「計画性」などの単純な学力ではなく非認知能力といわれる部分を伸ばす教育も導入していく必要があると考えています。
またご答弁より、特にキャリア教育を重要視していることは一定理解できましたが、職業生活設計をより積極的に支援していくために、キャリアコンサルタントやキャリア教育コーディネーター等、専門職を活用した取り組みも必要です。
さらに、問題意識を持ち、精神的にも経済的にも自立した個人として、新しいことに挑戦することのできる人材の育成をめざすアントレプレナー教育も進めていく必要があると考えています。


■全国学力・学習状況調査
【質問】
次に、全国学力・学習状況調査についてお伺いします。
「確かな学力の向上に向け、全国学力・学習状況調査において全国平均を上回る学校教育をめざす」とありますが、全国学力・学習状況調査の結果については、9月議会において、市長から「公表方法について、教育委員会と協議していきたいと考えている。」という答弁がありました。
私は、この調査について、学校別結果を公表していく必要があると考えているが、どのようにお考えか、お伺いします。

【答弁】
全国学力・学習状況調査は、教育施策の成果と課題を検証し、その改善を図るとともに、学校における児童生徒への教育指導の充実や学習状況の改善等に役立てることを目的に実施するものです。また、文部科学省では、その公表にあたり、「序列化や過度な競争が生じないようにするなど教育上の効果や影響等に十分配慮すること」としています。
結果の公表につきましては、学校全体で組織的に学力向上の取組を推進するために活用していくことが重要であると考えていますが、学力向上のための一つの指標として、課題を解決していくために、より詳細に分析・活用することも必要であると考えています。
このことを踏まえ、教育委員会としては、平成28年度の全国学力・学習状況調査の結果の公表のあり方について、さらに検討していきたいと考えています。

【意見要望】
また、全国学力・学習状況調査の結果公表について、9月議会の時から、市長との協議が進んでいないように思います。市として、学校ごとの課題に対応したきめ細かな改善策に取り組んでいく上で、保護者や市民の理解は欠かせません。そのためにも、学校別結果の公表による課題の共有が必要です。ぜひとも市長と教育委員会で早期に協議をしていただき、公開に向けて取り組んでいただくよう要望します。


■部活動指導協力者
【質問】
次に、「全中学校に派遣する部活動指導協力者を増員する」とありますが、目的は何か、お伺いします。

【答弁】
部活動は、学校指導要領に則り、責任感、連帯感の涵養に資する学校教育の一環として位置づけていますが、生徒数減に伴う教職員数の減少や専門的技術指導を行える教員の不足により、顧問を担う教員の負担も大きいものとなっています。
部活動協力者は、部活動顧問の下で、顧問の専門的・技術的指導を補助し、部活動の活性化を図るとともに教員の負担を軽減することで、教職員が授業研究を充実させ、子どもたち一人一人としっかり向き合うことのできる教育環境の整備を図るため、増員するものです。

【意見要望】
部活動指導協力者については、ある競技の運動部にその競技の経験が乏しい顧問が就任する場合もあり、顧問の実技指導力の不足があります。
実技の指導力を向上させ生徒のスポーツニーズによりこたえていく為にも、地域の人材を活用した専門的な知識及び技能を有する部活動技術指導者の派遣を拡充するとともに、今後は部活動指導の責任のあり方の議論も視野に入れていただきた いと要望しておきます。


■コミュニティスクール

【質問】
次にコミュニティ・スクールについて、お伺いします。子どもたちがたくましく社会を生き抜く力を身につけていくためには、これからは学校だけの力では不十分と思います。市政運営方針で示されているコミュニティ・スクールの導入について、積極的に進めていただきたいと考えますが、教育長の見解を伺います。

【答弁】
コミュニティ・スクールについては、本市においても、開かれた学校運営の観点から、協働により、子どもたちの豊かな成長を支え、「地域とともにある学校づくり」が重要であり、学校運営の基本方針や、教育活動などについて意見をいただける新たな仕組みづくりと、学校を支援する地域の組織が必要になってくると考えています。
そのため、先進事例などの研究や、本市の現状を踏まえた課題整理等により、導入に向け、取り組んでまいります。

【意見要望】
コミュニティ・スクールについては、先進事例の研究や課題整理等を行うとのことだが、地域のみんなで校区の子どもたちを育てていくという土台づくりを可能な限りスピーディに進めていただくことを要望します。そのためにも、地域に対して情報公開を行っていく必要があると考えています。枚方市では各校区にそれぞれ特色・地域性もあり、そうした点を生かした枚方ならではのコミュニティスクールのあり方を構築していっていただくことを要望します。



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枚方市議会議員
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