今日の午前は議員研修会でした。

テーマは表題のとおり震災復興と議会の取り組みについて。

実際に体験された方の話は非常に勉強になります。
大規模災害になると連絡・交通手段がなくなるのが本当に厳しいですね。



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伊藤明彦議長
戸羽良一事務局長
のお二人による講演。


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当日の資料。


開会中に震災が起こり
市議会議員も2名亡くなったとのこと。

●陸前高田市の概要
すぐ隣が宮城県の気仙沼市。

陸前高田市が被害の規模では県内では最大級。

震災後、三陸復興国立公園内に位置。
人口最大3.5万人。現在は2万人。震災前は2.4万人。
4~5000人が震災被害者か、内陸移転。

日本百景の松の景色。高田松原が自慢。
今は奇跡の一本松のみに。
1.5億円。全世界からの寄付。


明示の三陸大津波。
昭和の三陸大津波
チリの大地震の影響で津波。
と3つ来ていた。

30年以内に大津波が99%来ると予想されていた。


委員会中、
震度6で非常に揺れたので津波が確実に来るというのは感じた。

1~2時間後50cm~1mくらいと思っていたが、
40分後に15mの津波。

4階の屋上の一部まで津波が到来した。




●被害日本大震災の被災状況
死亡1550人、行方不明207人(H26.7.30)

第一次指定避難所67か所中38か所が被災
→二度逃げできるようにしておくことが教訓


●被災直後のインフラ等の状況
電気、地震発生直後、市内全域で停電(5月26日復旧)

市役所周辺は3日後くらいに電源車で通電。

水道。水源地に津波が浸水し、断水。(6月28日復旧)
→関西広域連合、平泉町等による給水支援。自衛隊による入浴支援。
枚方市からも給水支援。


8キロ先まで津波が遡上した。


●市の動き
防災無線が使えないので、
消防団の無線で。


当時市長が当選したばっかりで副市長もいなかった。

市民の声が届かないということで、
市民の声を聞く場も。


●議会の動き
3月11日は常任委員会だったので自然流会。
亡くなった2人は避難誘導していたのでは。
議員が安否確認については議長が避難所回り。
(電話が使えないので)
全国市議会議長会に支援要請のため遠野市に(3月16日)
正副議長は交代で連日災害対策本部。

予算、補正予算の数字がつかめなかった。
6月定例会も6月下旬に。

派遣職員に給与費とか、配給とか。

議会事務局の仕事というよりは、
災害対策本部に寝泊まりして、災害対応。


●議会事務の課題
庁舎前回のため議会文書が流出・被災
領内LANサーバーが被災したため文書データが消失
→会議録検索システムは委託会社でデータ保持しておりOK.
前局長細矢被災しなかった議員から議会関係資料の提供を受け業務再開。

→バックアップデータをクラウドに保存するべき

事務局諸君の業務も仮設仮庁舎(国交省災害対策車)で執行。



議員任期は9月10日まで延長。
本当はもっと長くしたかったが、他自治体との兼ね合いもあり。
→やってみたものの。住所残したままどこに行ったか分からない人が多い。
 何件か苦情も入った。


それまでは市長の側で市政報告会を年1回していたが、
震災後はできていないので、代わりに議会報告会を開いて、
「市民からはこういう声があった」と伝えてるとのこと



●議会としての東日本大震災の検証
・震災時の現実対応
議員が安否不明
市役所、議場の全壊→参集場所・会議の喪失
事務局職員の犠牲→事務局機能のマヒ
通信遮断、交通遮断で動けず→自転車が重宝

議員も被災者、みうから避難所対応、議会活動どころでは
調査に行けない。→被災者のことを想うと・・

議員が災害対策本部には入れないので、
災害対策会議を議会で立ち上げた。

議員から個別にどうなってるどうなってると聞かれると、
もう一回対策本部に見に行かないといけない場合もある。
情報管理、
災害対策会議を通じて、議長から災害対策本部に。


開会中に震災が起こり
市議会議員も2名亡くなったとのこと。

●陸前高田市の概要
すぐ隣が宮城県の気仙沼市。

陸前高田市が被害の規模では県内では最大級。

震災後、三陸復興国立公園内に位置。
人口最大3.5万人。現在は2万人。震災前は2.4万人。
4~5000人が震災被害者か、内陸移転。

日本百景の松の景色。高田松原が自慢。
今は奇跡の一本松のみに。
1.5億円。全世界からの寄付。


明示の三陸大津波。
昭和の三陸大津波
チリの大地震の影響で津波。
と3つ来ていた。

30年以内に大津波が99%来ると予想されていた。


委員会中、
震度6で非常に揺れたので津波が確実に来るというのは感じた。

1~2時間後50cm~1mくらいと思っていたが、
40分後に15mの津波。

4階の屋上の一部まで津波が到来した。




●被害日本大震災の被災状況
死亡1550人、行方不明207人(H26.7.30)

第一次指定避難所67か所中38か所が被災
→二度逃げできるようにしておくことが教訓


●被災直後のインフラ等の状況
電気、地震発生直後、市内全域で停電(5月26日復旧)

市役所周辺は3日後くらいに電源車で通電。

水道。水源地に津波が浸水し、断水。(6月28日復旧)
→関西広域連合、平泉町等による給水支援。自衛隊による入浴支援。
枚方市からも給水支援。


8キロ先まで津波が遡上した。


●市の動き
防災無線が使えないので、
消防団の無線で。


当時市長が当選したばっかりで副市長もいなかった。

市民の声が届かないということで、
市民の声を聞く場も。


●議会の動き
3月11日は常任委員会だったので自然流会。
亡くなった2人は避難誘導していたのでは。
議員が安否確認については議長が避難所回り。
(電話が使えないので)
全国市議会議長会に支援要請のため遠野市に(3月16日)
正副議長は交代で連日災害対策本部。

予算、補正予算の数字がつかめなかった。
6月定例会も6月下旬に。

派遣職員に給与費とか、配給とか。

議会事務局の仕事というよりは、
災害対策本部に寝泊まりして、災害対応。


●議会事務の課題
庁舎前回のため議会文書が流出・被災
領内LANサーバーが被災したため文書データが消失
→会議録検索システムは委託会社でデータ保持しておりOK.
前局長細矢被災しなかった議員から議会関係資料の提供を受け業務再開。

→バックアップデータをクラウドに保存するべき

事務局諸君の業務も仮設仮庁舎(国交省災害対策車)で執行。



議員任期は9月10日まで延長。
本当はもっと長くしたかったが、他自治体との兼ね合いもあり。
→やってみたものの。住所残したままどこに行ったか分からない人が多い。
 何件か苦情も入った。


それまでは市長の側で市政報告会を年1回していたが、
震災後はできていないので、代わりに議会報告会を開いて、
「市民からはこういう声があった」と伝えてるとのこと



●議会としての東日本大震災の検証
・震災時の現実対応
議員が安否不明
市役所、議場の全壊→参集場所・会議の喪失
事務局職員の犠牲→事務局機能のマヒ
通信遮断、交通遮断で動けず→自転車が重宝

議員も被災者、みうから避難所対応、議会活動どころでは
調査に行けない。→被災者のことを想うと・・

議員が災害対策本部には入れないので、
災害対策会議を議会で立ち上げた。

議員から個別にどうなってるどうなってると聞かれると、
もう一回対策本部に見に行かないといけない場合もある。
情報管理については
災害対策会議を通じて、議長から災害対策本部に。



====
●コミュニティについては?

仮設住宅も広範囲に被害を受けたところは
集団で仮設に入っている。

コミュニティ関係なく仮設住宅に入る人もいるが、
仮設で新しい関係ができることもあるので・・

また、住宅ができた時にどうするか・・。


孤立しないようにすることが大事。


●議員として心得ておくことは?
被災する人もいるので難しいですね。
避難所の運営をせざるを得ない時もあるし。
消防団に入っている人もいるし。

地域に寄り添った活動が多くなる。
議会事務局との連絡調整。
対策本部に連絡するなといってもしたくなる。


●学校での防災教育。変えたところがあれば。
津波の常襲地帯だと沿岸地区は避難訓練をしていた。
学校管理課の中での犠牲者は一人も出なかった。

校舎は4校被災している。
先生は冷静に対応してくれたと思う。

学校の授業時間に津波非難が出ても、
親が来ても引き渡さないというふうにした。

迎えに来て亡くなった子供がいたので。



●一本松、1.5億かかるということで、
 どういう経過でやろうという話になったのか。

議会でも話があった。
助からないから柱にしてはどうかとか。
財源はないが、寄付が集まるように努力するからという話。



●復興計画議決事件、議会としても策定時点から調査活動をして、
というのは、素晴らしいなと思ったが、以前からこういうことはしていたのか?

震災があったから復興計画に携わった。

常任委員会2人×3つ=6人。
議決したけどやっぱりまずかったんじゃないかと、
議決したのに文句言えないんじゃないかと。

次からは委員になるのをやめて。。

震災前からというのはない。



●住民懇談会で市民の視点だなと思ったものは?

グラウンドに仮設住宅があると子供が運動できない、など。


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枚方市議会議員
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