昨日開催された
枚方アイデアソン・ハッカソンの内容です。



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7日のアイデアソンと14日のハッカソンで
一つのオープンデータのイベントになっております。

カタカナが多くなってくるとよくわからなく方もいますので・・・

●オープンデータ・・・情報公開かつ、形式がプログラミングなどに使いやすい形式
●アイデアソン・・・アイデア出しの大会
●ハッカソン・・・出てきたアイデアを形(アプリなど)にする。
というような感じです。


オープンデータは、ITを使った協働のまちづくりだと考えています。
(シビックテックとか言ったりもします:
 市民のCivicと技術のTechnologyを合わせて造った言葉)


加工や活用しやすい形式で情報公開して、
WEBとかでわかりやすく表示したら(インフォグラフィック)
その情報をもとに、いろいろと考える人や
アイデアや解決策がでてくるのではというような感じです。



歴史をテーマにしていたはずが、
「枚方市を活性化するアイデア、面白いアプリならならなんでもOK」
みたいになってしまったところなどは今後の課題でしょうか。


聞いたところ、エンジニアの方と市民の方が半々くらいでしたので、
いいバランスだったのかもしれません。

一方で、

オープンデータや、シビックテックなどカタカナたくさん出てきましたので、
そういった言葉に関して知識ある人とない人の差もありました。

(市としては未経験者OKとしたのでそういう人も来ると思います)


枚方市としては最初のアイデアハッカソンですので、
いろんな課題はあり、今後にもつながるんじゃないかと思います。


いずれにしても、
オープンデータを通じてもそうですが、
枚方市民が枚方市をどう良くする考えてというのを話し合い行動する場が
たくさんあることは大事だと思います。

なんでもかんでも行政で解決するのは困難な時代です。

だからこそ、市民の方々の活動を引き出す仕組みを整えるのが行政の役割。
そのうちの一つがオープンデータ。

将来的にはオープンガバメント(ガバメント2.0)
につながっていけばと思っております。



当日の流れは、

基調講演2つ。

アイスブレイク&アイデアだし

枚方宿の話

チーム分け

チーム内議論

発表

表彰

でした。

最優秀アイデア賞になったのは、

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「GOROKU Lec」
市内に6つの大学がある学園都市。大学のリソースがうまく使われていない。
枚方市民大学という企画もあるが知らない。ターゲットは学習意欲のある市民。
市主催の市民講座ではなく、市民自ら企画提案する新しい生涯学習促進プロジェクト。トップダウンではなくボトムアップ。学びたい情報の一覧があって、興味ある!が一定数集まると市役所から大学へ講座開講依頼が行く。のようなアプリ。

面白そうなアプリですし、まちゼミなどとのコラボも
していったらいいんじゃないかと思いますが、
確かに、歴史関係なくなっているんですよね^^;


最初にも申し上げた通り、
昨日のアイデアソンと来週14日のハッカソンでセットですので、
14日のハッカソンでどういうアプリになるのか楽しみです。



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1週間会議スペース・作業スペースとして青少年センターの一部屋を開放しています。



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歴史関係の資料素材も会場にありました。




====
●司会の方の話。
単なるデータ公開とは何が違うの?

誰もが利用でき、
アクセスできる、
再利用再配布ができる。
誰でも使えるHPやアプリ。


オープンライセンス
機械可読フォーマット。


期待される効果
透明性
効率性

オープンイノベーションの創出
市民による地域の特定の課題や、横断的な課題を解決するアプリの開発
新しいものができるのを助ける。


今日何をするか。
解決したい課題のアイデア出しと共有。
課題解決になるアプリやサービスのアイデアだし。
オープンデータを活用。
次回の発表までに動くものを創ります。


全体で20人くらい。
エンジニアは6人くらい。



枚方市のオープンデータの素材。
・linkdata.orgの「枚方市」で検索
・wiki
・openstreetmap
ないなら自力で作ってオープンデータ化


枚方市の歴史に関係ある本も会場に用意。


来週はお寺の中でやるので、
大事なものを破損しないでね!



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●基調講演①
2016-02-07 10.49.54下山さん.jpg
下山さんの話。
資料がこちらに公開されています。
福場町。
保土ヶ谷4番目。
枚方は56番目。


1か月に1回くらいのペースで私は参加している。
・linkdata.org
1.データ素材集。
2.アプリ素材集
3.データを活用した事例集
4.市町村ごとに分類するサービス

linkdataのメリット
豊富なオープンデータ。活用事例も多数。
400をこえるWEBアプリのソースコードが再利用可能。
サーバーがなくてもアプリを公開できる。
閲覧・ダウンロードはログイン不要。

サービスの紹介。
linkdataを公式利用している自治体数は45
枚方市も入っている。


歯科技工所一覧。
緯度経度住所などが入っている。
アプリケーションからURLでアクセス可能。
データが地図上に見れる。
データに緯度経度が入っていると地図に自動生成。


自治体にも利用されているが
民間にも広がっている。

自治体が自治体でオープンデータしているのは180市区町村、全体で9%
民間で自治体のデータを公開しているのは800くらい。
900~1000で全自治体の半分。

事例。
○神奈川の東海道浮世絵データセット。
みんなでつくる旧東海道オリジナルツアー
浮世絵の課川田場所のデータと街歩きイベントで集められたスポット情報。
神奈川県のCIO賞を受賞。


○京都が出てくる本のデータ
京都の図書館司書グループ「ししょまろはん」
京都が出てくる小説や漫画のリストアップと
舞台となった場所の位置データ。


○伊能忠敬測量の足跡、第一次測量。
伊能忠敬の歩いた場所の位置データ。
マニアック。。
本日の忠敬の場所が分かる
誰得のアプリ・・
あなたと忠敬の距離が分かる・・


逆マッシュアップで既存のアプリを再利用し、
再利用し、アプリ化を促進。


通常のマッシュアップ
ムログラム作成が必要。
複数のデータをアプリとしてまとめる。

逆マッシュアップ
プログラムを再利用してデータを入れ替える的な。


これにより、
プログラミングができない自治体職員がアプリの公開に成功。


織ころパーク夏祭り2014イベントガイド
有志の市民が作成したイベント案内と周辺のバス情報を配信するアプリ。
場所と、バス路線を変えることで、ほかのイベントでも活用可能。


オープンデータの成果が消えてしまう問題。
ハッカソンアイデアソンが各地で開催されても終了後に参照不可能になっていたことがあるので、
ナレッジコネクターで成果を共有することがが可能に。

成果をオープンにするメリット。
ほかのリソースとつながることが可能に。
電子経済産業省事業の一環として構築。

Citydataの利用例。
自治体として公開しているものと民間で公開しているものとが合わさって公開されている。


関西のランキング。
1位京都、
2位大阪市
3位奈良市
4位神戸市
5位枚方市115


オープンデータは協働体制をつくるチャンス

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●基調講演2
小林巌生さん
まちづくりとICT

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オープンデータする自治体はぼちぼち増えてきた。
データをどうやったらもっと活用できるか。

ガバメント2.0
シビックハック、ウェブ的世界観を現実社会に適用していく。
→別名オープンガバメント

イギリスブラウン、オバマ、ティムオライリーなどが提唱。

民間の活力を高めて持続可能性。

透明性、参加、官民の連携協働

民主主義の強化と行政効率

まさに参加と協働。


自分たちの社会の状況がどうなっているのかを行政が公開する。
解決策はみんなで考える。
そしてみんなでチェックする。
みんなでやってこうと。


●シビックテック
Codeforamerica
技術を持っている人がボランティアで始まった。
今は政府の中に入ってきた。

日本でも
CodeforJAPAN。
Codefor地名。で
地元密着型で地元のために何か活動していこうと。
フェローシップ、民間企業から市役所の職員として一定期間働くとかの人材コーディネイト。
鯖江、横浜、浪江町。
浪江町、原末事故があってから全員避難。コミュニケーションを支援するITの仕組み。タブレット配布してLINEつかって・・。LINEだと高齢者使えないので、高齢者向けLINEの開発。担当職員がフェローシップで民間企業の人が自治体職員として。

codeforYOKOHAMA
5374ごみなし。codeforKANAZAWA
住んでるまちのごみの日が分かる。35以上の地域で5374が使える。
なぜ流行っているかというとオープンソースになっていて、オープンデータとして公開されていたらすぐにできる。

枚方市の5374

なぜオープンデータを自治体がやっているか。
どうやって社会の課題を解決していくか、
みなさんの知恵を借りたい。でもお金はない。情報は出す。

どうやったらエンジニアの人が使ってもらいやすい形になるかを考えている。
データの量と質が上がってきてるのは間違いない。




持続可能な社会の実現の切り札はシビックテック?


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●アイスブレイク兼アイデアだし

枚方の図書館とかにFREEwifi入れてほしい

ラーメン屋のデータを味別でマッピング。好みから選べる。とか。


菊のデータをUP。盆栽×笑い?盆栽の写真をかざした時に何かあるとか(AR)


まちづくり×和風。高齢者の昔話を聞く会。空き家の活用とかでそういうのありますね、というフィードバック。

ゼヒ作ってほしいのがあるんですが「高齢者が増えてくる。いろんなことしてる人と何もしてない人と。高齢者向けに演奏活動をしていきたいが、リズムを刻まないリズムボックス。演奏者に合わせてくれるカラオケ。生演奏なら自分であわせてくれるがお金がかかるので手軽な価格で」



ママフリマをやっている。ママフリマのアプリを作りたい。メルカリのような。メルカリのコピーができれば。。

健康×歴史×サイクリング。歴史に関する地点をマッピングして、ウォーキング、サイクリングに。歩いていったら健康ポイント。それが何かに還元できる。歴史のデータも収集する。

枚方6大学ある。連携感があまりない。情報が市民向けに活用できるものがあればなぁと。老後何しようかと思った時に勉強したいと思った時にオープンにできるような。

枚方市を活性化するネイティブアプリを開発したい。APPSTOREで「枚方市」検索してもできない。アイデアはないけど、ひらぱーの情報をキュレーションしてるアプリ、バス運行状況がわかるようなアプリとか。

駐車場の空き状況や病院の待ち状況が分かるアプリ。いつ行ったらすいてるかとか。


古民家がたくさんある。枚方宿以外の場所にも。市内の古民家を観光資源化したいなと。みなさん住んでいるので個人情報との関係をどうするか。

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●歴史をテーマにするアイデアソンということで、
 枚方宿地区を考える会の上谷さんの話。


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こんなに若い人が多いところでしゃべるのは久しぶり


東海道53次説(一般的な方)と57次説。
枚方市は56番目という話。今日の参加者の半分程度が枚方市民。

「ひらかたゆ笛吹き上る近江のや毛野の稚子[わくご]い笛吹き上る」

30石船の休憩場所。
問屋場、高札場。


徳川幕府の天領地だった。
税金免除はあったが、村の実費もち。

安藤広重は安藤家に養子に入ったから、
もともとは田中さん。
歌川広重。





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●各チームの発表
■くらわん街道チーム。

枚方歴史街道散策ツール

ターゲットは来街者

使うオープンデータ「市史資料室情報」「ひらかた検定」

詳細内容:枚方宿場町のウォークスルー

来週のハッカソンに向けて困っていることなど。
映像が当日までに必要になるのではと。


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■あついネ枚方!
気持ちも気温もあついということで。

枚方市-Localwiki

情報発信をして街を活性化させる。
枚方は人が集まらない・・。集まるような施設がない。にぎやかさや人が集まる場所が少ないので、Localwikiを使って掘り起こし。

使うシステムはLocalwiki
使うデータは枚方市公開のデータ+市民の口コミ。歴史文化遺産情報
ボランティアガイドの方が貯めているデータを入れていく。

内容としてはローカル情報を誰でも投稿できる仕組み。

火をつける仕組みは、FBとの連携、クラウドファンディングとの連携、イベント情報、TVやメディアで紹介された飲食店

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■ツーリズム56

枚方観光健康アプリ

使用するオープンデータ・・ないので作る。

歴史地点をマッピングし、写真などとともにオープンデータ化。

ボランティアガイドとマッピングパーティを開き市民が歩いてポイントを登録する。

浸透していない57次をアピールする。
ガイドとアマ割ることで枚方の歴史に触れる。
歩いて回ることで健康増進。


ガイドの方の音声をデータ化していきたい。

ポイントを起点に周辺情報も入れていく。

派生アプリとして
お店マッピング、マンホールマッピング、五六市出典マッピング。

マッピングパーティをたくさん開いて。
データも増えるし、

将来的には歩いた距離を基に健康ポイントを進呈。


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■5609プロジェクト

市内に6つの大学がある学園都市。
大学のリソースがうまく使われていない。
枚方市民大学という企画もあるが知らない。

ターゲットは学習意欲のある市民。


GOROKU Lec

市主催の市民講座ではなく、
市民自ら企画提案する新しい生涯学習促進プロジェクト。

おもしいろいですね。
まちぜみ。

トップダウンではなくボトムアップ。

学びたい情報の一覧。
興味ある!が一定数集まると市役所から大学へ講座開講以来。


講座してくれた先生は評価。
大学としても高評価になることがメリット。


困っていることは、
デザイナー。

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■ひらかたプラット

枚方市民のプラットフォームサイト。
ひらかた在住
30歳以上ファミリー層
地域活動に関心なかった層が調べたらわかるようなサイト。

避難所情報、ハサードマップ、防災マップ、便利帳、広報ひらかた

被害が出る内容が違うので自分の地域はどういう問題が出そうかがわかる。

ネットがつながってなくても使える。

小学校区の町分けがほしい。

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最優秀アイデア賞は前述のとおり
「GOROKU Lec」に。

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■小林さんのコメント
どれもいいアイデアだし、実現性が高いし。
有効性。

データないから作ります、については、
ボトムアップで作っちゃうという姿勢は行政にとっても心強いのではと。


===
■担当職員からのコメント
楽しみにしながら1週間待ちたいと思います。
データがないことに関してはご迷惑をおかけするが。


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次回は浄念寺




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