10月末の代表質問の内容を更新しました。



【質問】
めり張りのある人事・給与制度について、お聞きします。
所信表明において、「職員のやる気を高めるためにメリハリのある人事・給与制度の構築」を掲げておられます。
私としましても、一般質問などの機会を捉えて、一貫して、頑張った職員が報われるために、そして、職員のやる気を引き出すためには、メリハリのある人事・給与制度の充実、職務職責に応じた給与制度の構築が必要不可欠であると主張してきたところです。
そのための1つのツールとして、人事評価制度があると考えますが、本市では今年度から、管理職員だけでなく非管理職員も含め全職員を対象に、給与反映を行っていると伺っております。しかしながら成果をあげた職員、頑張った職員の評価がしっかりと給与へ反映されているかといった点では、まだまだ不十分ではないでしょうか。
所信表明で、さらなるメリハリのある制度の構築ということに言及されておられますが、市長としてはどういったことを考えておられるのでしょうか。お伺いします。



本市では、地方公務員法で求められている人事評価制度として「総合評価制度」を導入し、全職員を対象に給与反映を実施しているところです。
今後は、部長、課長などの役職者が、努力を惜しまず能力を発揮した場合など、より本市への貢献度が大きい職員が報われるよう、また、非管理職員についても、人材育成に重きを置きながら、職務に対するモチベーションの向上が図られるよう、制度の充実を図ってまいりたいと考えているところです。




【質問】
人事評価制度については、制度の充実を図っていくとのことですが、メリハリのある制度ということでは、給与制度も、あわせて見直しを行っていくべきと考えています。
給与制度については、当会派では、以前から、在籍期間が長ければ、係長級の職員であっても、課長代理級の職員を上回る給与を受けることができるような現在の給料表の体系について、しばしば疑問を呈してまいりました。
そこで、職員のモチベーション向上を図るためには、このような給与の逆転現象が起こらないよう、給料表における職務の級と級の間にある重なりについて縮減を図る必要性があると考えていますが、このことについて、どのようにお考えなのか、お聞きします。
また、給与制度ということでは、技能労務職員の給与につきましても、所信表明の中で、「職員給与については、技能労務職の給与水準の検証を含め、民間事業従事者との均衡の観点も踏まえた適正化に取り組みます」とあります。
現在、本市では、同じ技能労務職員であっても行政職給料表と技能労務職給料表の適用を受ける職員が混在している状況であり、こうしたことが、本市の技能労務職員の給与水準を引き上げることとなっているひとつの要因ではないかと考えています。
私は、これまでから技能労務職員には、統一したひとつの給料表を適用すべきと主張してまいりましたが、こうした問題の解消も含め、今後、どういった方向性をもって適正化に取り組んでいかれるのか、また、こうした取り組みに早期に着手していくお考えはあるのかについても、お聞きします。


【答弁】
本市の給料表における職務の級と級の間にある重なりの多くを占めるのは、現在の各級における上位号給であり、この「経過措置」の部分は、やがては解消されていくものではございますが、職員のモチベーションの向上といった観点には十分留意しなければならないと考えていることから、今後は、ご指摘の給料表の体系も含め、よりメリハリの効いた制度の構築に向け、取り組んでまいります。
また、技能労務職員の給与につきましては、担うべき職務を踏まえたうえで、その水準が民間事業従事者の給与と比較して適切であるのか、検討してまいりたいと考えているところです。
なお、検討については、現行制度の再検証から、速やかに着手してまいります。


【意見要望】
細かい部分については、今後の一般質問の機会などでやってまいりたいと思いますが、この分野については、選挙で支援を受けた市長ではなかなか改革の進まない分野です。今後着実に進めていただきたいと要望いたします。


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枚方市議会議員
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