10月末の代表質問です。


続いて、介護や健康予防についての部分を伺いました。




【質問】
今後の見込みと介護の認定前後の対策について

所信表明では、まちづくりにおける重要課題のひとつとして、
「高齢者が健康でいきいきと暮らせるまちづくり」を挙げておられますが、
高齢化率の上昇に伴う、いわゆる2025年問題については、
市は大きな危機感を持って取り組んでいくべき課題であると認識しています。
そこで、2025年に本市の高齢化率、要介護認定率、
医療費、介護給付費がどうなると予測しているのか、
また、それに対しての事前の対策と事後の対策、
つまり要介護状態に陥らないように防止する介護予防施策と、
要介護認定を受けてからの支援策の進め方について、
市長の見解をお伺いいたします。










【答弁】
ひらかた高齢者保健福祉計画21第6期では、
団塊の世代が全て75歳以上となる平成37年(2025年)には、
本市の65歳以上の高齢者数は、現在の約10万4千人から9千人ほど
増加して約11万4千人となり、高齢化率は28.4%になると予測しています。
また、高齢者のうちで、75歳以上の方いわゆる後期高齢者の割合が、
現在の4割から10年後の平成37年には、
6割に増加すると見込んでいます。

後期高齢者の方については、
何らかの生活上の支援や身体介護を要する割合が高く、
また、認知症の症状を呈する方も増えるため、
それに伴う医療費や介護給付費の伸びが懸念されています。

このことを踏まえ、元気な高齢者、
及び比較的軽度の要支援の方々に健康を維持していただくための
介護予防事業に、よりいっそう力を入れていきたいと考えています。
具体的には、高齢者にいきいきと活動していただけるよう、
社会参加の仕組みづくりや体力づくり、
生活支援体制の整備などの取り組みを進めてまいります。
また、要介護認定を受けた方につきましては、
できる限り自分らしい生活を続けていただけるよう、
適切なサービスの提供に努めてまいります。






【質問】
高齢者を対象にした介護予防はもちろん重要ですが、高齢になって
も健康でいきいきと暮らすためには、若いうちからの健康づくりを社
会全体で推進する必要があります。
特に、現在身体を動かす習慣のない市民への働きかけが、医療費な
どの社会保障費の削減に有効であると考えますが、市としてどのよう
に取り組んでいくのかお伺いします。



【答弁】
若いうちからの健康づくりの重要性については認識しており、市民が
生涯にわたって楽しみながらスポーツや運動に取り組み、自身の体力
や健康への関心を高めるための仕組みを検討します。
また、身体を動かす習慣の無い市民への働きかけについては、市民が
運動やスポーツに興味を持つような選択肢を用意していきます。




【意見要望】
興味を持つような選択肢を用意すると答弁いただきましたが、他の
自治体では、健康診断やスポーツ教室などに参加することにより、商
品券や景品などと交換できる「健康ポイント」事業などにより、市民
の健康づくりを進めている事例があります。
健康ポイントについては、厚生労働省や文部科学省に補助制度があ
るので、枚方市においても、速やかに事業スキームを構築し、健康ポ
イント事業を進められるよう要望いたします。



【質問】
包括ケアシステムについて

加齢に伴い介護が必要となっても、
高齢者が住み慣れた地域での暮らしを続けられるよう、
地域包括ケアシステムの構築が急がれています。
このことについては、行政だけで取り組みができるものではなく、
地域との密接な連携があってはじめて有意義なシステムとなると考えます。
そこで、地域包括ケアシステムの構築にあたって、
地域との連携をどのよう考えておられるのか、
これまでの取り組みを踏まえ、現時点での認識をお伺いします。

【答弁】
高齢者がその心身の状況に関わらず、
安心して地域で在宅生活を続けるためには、
保健や医療、介護、福祉の一体的な提供に加え、
NPOや市民団体等、地域との円滑な相互連携は欠かせない要件です。

これまでも、地域での見守りや災害時の支援体制など、
様々な側面で地域のご尽力をいただいているところですが、
今後は、ひらかた高齢者保健福祉計画21第6期に基づき、
介護予防・日常生活支援総合事業や認知症支援事業など、
地域包括ケアシステムの構築を進めていく中で、
これら地域との意見交換をより積極的に行い、円滑な連携に努めてまいります。



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枚方市議会議員
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