今日は、枚方産学公連携フォーラムに参加しておりました。


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2015年11月28日(土曜日)15時~17時30分(開場14時30分)

◎基調講演 テーマ「ロボットと未来社会」
講師 大阪大学大学院 基礎工学研究科システム創成専攻
             知能ロボット学研究室 教授 石黒 浩 氏
◎発表「質の高い乳房再建手術を目指して」
関西医科大学 形成外科学講座・講師 森本 尚樹 氏



産業振興政策はどうしてもバラマキのイメージが強いので、
本来はどうあるべきなのかを考えるのと、
マツコロイドの開発者である石黒教授の話を
聞きたかったという2つの理由で参加させていただきました。


石黒教授は
発想が突き抜けた人ですね。
知的好奇心が相当ある方なんだと思います。

そうじゃないとイノベーションとか
なっていかないでしょうね。

ロボット工学の話でしたが、
人って何?
こころって何?
という問いを考えながら開発に取り組んでいるということで、
哲学的な話もありました。

アンドロイドは1体1500万円。
高いのは高いのですが、
億単位かかるのかと思っていましたので、
何十年後にはアンドロイドが一回に一台の時代も来るんじゃないかと思います。

コンピューターも何十年前には今考えると
低スペックなものが個人では買えないほどの価格でしたが、
今はものによりますが5~20万くらいですからね。

話の中にもあった世にムーアの法則で進化も加速していくと思います。



タイトルは、
人は無機物から生まれたという話に加えて、
アンドロイドになって後世に残っていくという話です。

今でも桂米朝はアンドロイドになっていまして、

これまでも歴史上の偉人が銅像とかになるように
アンドロイドになっていく時代が来るのではという意味です。


この話を聞いて、手塚治虫の漫画の火の鳥のロビタとか、
ジョジョの6部のDIOが
「モナリザとは後世に残る人を引き付けるスタンドだ」
のような話を思い出しました。



===

●マツコとマツコの話。


半年間で番組が終わってしまったが、
制作費の問題だそうで。

アンドロイド1500万円。

教授は出演のギャラが1回5万だそうです。

ロボットが半年間テレビやった。

マツコデラックスも最初は嫌いだったが、
最後のマツコロイドの電源を切るときには涙な雰囲気に。


●ここから本題。

ロボット社会とは。
工場の中のロボットではなく日常でロボットが出てくる。

なぜ人間型ロボットを使うようになるか?
人は人を認識する脳を持つ
人にとっては最もかかわりやすいのは人。

最近の炊飯器はしゃべり始めた。

ペッパーもデジタルサイネージとかタッチパネルで機能が事足りるけど人の形をしているのがいいという話もありますね。

人間らしいと受け入れる。


ロボットもブームは10年ごとにやってくる。
前のブームはアシモが歩いたとき。

今ブームになっている理由は人間並みの画像・音声認識ができるようになった。

脳の仕組みを真似したコンピュータプログラムで音声認識している。
画像の認識は人間よりも早くできる。


言語もほとんどの言語を認識している。
問題は離れたところとかうるさいところとかでは認識が苦手。



ペッパーは毎月1000台つくられてすぐ売り切れる。
3年間の契約で180万。レンタルなら1年60万。
ペッパーを売って儲けるのではなく、ソフトで儲ける。


コミュニケーションロボットがあると、英語の練習もできるようです。

1台だと人の話聞かないが、2台だと掛け合いができて、会話が成り立つ。


ロボットの開発はロボット工学だけではなく、
認知科学心理学なども勉強しないといけない。



アイドルをするアンドロイド
演劇をするアンドロイド
洋服を売るアンドロイド


遠隔操作型アンドロイド



人間って何か?
人の気持ちって何か?

遠隔操作できるアンドロイドを使った映画:サロゲート



テレノイド
日本でもデンマークでも。


ハグビーを使うと、
本当に抱きしめてしゃべってるみたいに。

2つあると人がいると感じる。
声と触感
見かけと触感
声と触感

とか。



子どもの寝かしつけもハグビー使えば
家事をしながら寝かしつけができる。
京都西川から。



今後人間はどうなる?
2つの方向で進化する。
遺伝子と技術

技術による進化は遺伝子による進化よりもはるかに速度が速い。

人間=動物+技術


人間のさらなる進化はアンドロイドになること。
人間はアンドロイドとして生き残るようになれば生き残りたくなる。
薬と一緒。


人間は人間の可能性を拡げるために生きている。



人間がロボットを作る過程で人間とは何かを再検討する。

顔が人間っぽくしてるのは、見た目が人間っぽい方が人間と認識するから。

人と関わらないと人間は人間を理解できない。



===
●関西医科大学 形成外科学講座・講師 森本 尚樹氏の話
形成外科
目的は機能及び外観の復活。

医療の話で、結構生々しい写真が多く、血の気が。。


会場からも「うわ。。」と。

医者になれとか言われたこともありますが、
学力的にも視力的にも無理ですが、多分できないですね。。
慣れなんですかね。
尊敬します。







参加者は関係者も合わせて100人程度でした。

大変興味深い話でしたが、今後どのようにして枚方の産業振興につなげるのかは注目です。

私の記事ではあまり書けていませんが、
後半の関西医科大学形成外科学講座・講師森本さんの方の話の方が
産業に直結するのでしょうか。



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枚方市議会議員
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