次に総合文化施設についてです。


整備費が高騰しているけどどうしますか?
という話です。


確かに、ずっと議論していることですし、
現在の市民会館大ホールが老朽化しているのも理解はしますが、
実際のところ全市民が利用する施設ではないです。

また、当初の計画からは整備費がかなり変わってきている。


昔は土地と建物で160億程度という話があり、
それでも「お金がかかるなぁ」と思っていたのも
懐かしくなるくらいに費用が高騰。


今や、建物だけで、
88億円→108億円→150億円と推移しています。

国立競技場と同じ状況ですね。

駅前再整備のことを考えると、
種地を作っていくことが必要で、
現在の市民会館と大ホールと職員会館のスペースを
空けていくことは求められますが。


難しいです。


どうでしょうか。

●50年に一度くらいの話なので、ここは思い切って高くても作る。
●できるだけ費用を抑えて作る。
●ひとまず作るのを延期する。

どれを選択すべきでしょうか。


私は立派な文化施設が完成するのをお待ちしている方には申し訳ないですが、
真ん中の費用は抑えた形でできないかなぁと思っております。



【質問】
先般、建設需要の拡大や資材価格の上昇等により、総合文化施設の整備計画を策定した平成26年と比べ、建設費が約4割高騰しているということをお聞きしました。今年の夏に行われた堺市や小田原市の類似施設の入札では、入札額が予定額を上回り落札されなかったとも聞いています。4割の高騰となると、整備計画で示されていた施設整備費108億円を単純に計算しても150億円を超える大幅な上昇となります。以前は用地代約73億、施設整備費で約88億。合計で約162億円程度でした。その施設整備費約88億が平成26年には108億円になり、現在では150億円くらいになっております。このように以前に示されていた整備費用からは約2倍と、膨大な財政負担になるのではないかと危惧しております。

そこで、この対応策として、選択肢は3つあるのではないかと考えます。まず1つ目は高騰しても費用を投じて整備する、2つ目には、平成26年に計画していた、108億円の範囲で整備する、最後に3つ目は、建設費の高騰が落ち着くまで整備を遅らせるというものです。
設計を進めるに当たり、整備費高騰への対応は、大きな決断になると思いますが、市長の見解をお尋ねします。



【答弁】
枚方市駅前では、現在、TSUTAYAにより関西初のT-SITEの建設が進められ、来春のオープン後はかなりの集客が予測されますが、この機会に何としても、長年の懸案課題である枚方市駅周辺の再整備を進めなければなりません。そうした中、総合文化施設の整備は、連鎖型整備のきっかけとなる観点からも、急務であると捉えています。
一方で、平成26年に策定した「総合文化施設整備計画」は、この20年来、市民や議会のご意見をお聞きし、コンセプトを積み上げてきたもので、市民との対話を重視する私の姿勢としても、こうした経過は尊重する必要がありますが、高騰している費用のままで建設することは困難と考えています。
現在の施設建設費が高騰している事実に対して、整備計画を踏まえつつ整備費を抑制すること、そして更なる財源の確保についても検討し、実現可能な案をまとめることが市長である私の責務であると考えています。



【意見要望】
総合文化施設については要望です。高騰している費用のままで建設することは困難」という答弁をいただきましたが、私たちの会派としては、労務費や資材費が高騰しているのは承知をしていますが、財源が確保されない中で、総合文化施設を建設するのであれば、やはり選択肢として最高でも108億円の範囲で整備するべきだと考えます。
総合文化施設の建設は、市民が長年待ち望んでいた事業だということで、約3万8000人の建設を進める署名がありました。仮に150億程度の規模で整備を進めていくのであれば、
ご寄附を募り、ご寄付をいただいた方の名前を、施設の壁や椅子に載せることや、ネーミングライツなどの工夫も考えて、高騰分の財源を生み出す必要があるのではないでしょうか。

このように、極力、事業費が膨らまないような内容で進めていただきたいと申し上げ、要望といたします。


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本当にこの問題は難しいですね。

整備費だけで考えてはいけないものかもしれませんが、
大きな額になる話ですので、
費用の部分も見なければならないと思います。


また、文化活動をされている団体の方からは
「また木村は・・」と思われると思いますが、
財源には限りがあります。



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枚方市議会議員
木村亮太(きむらりょうた)公式サイト
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未来に責任

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