こんにちは木村亮太です。

いわゆる地方版総合戦略の第2回です。
写真 2015-08-20 17 40 20.jpg



今日はもう試案が出ていました。
そういえば、1回目から骨子案が出ていました。



人口ビジョンと地方版総合戦略がセットですので、
私は、人口ビジョンに注目していました。


枚方市の人口ビジョンについては以下のようになっています。


転出超過が2020年にゼロ。

出生率が
国ベースにあわせた場合の目標、
2020に1.6
2030に1.8
2040に2.07

大阪府ベースにあわせた場合の目標
2020に1.49
2030に1.68
2040に1.93

参考として
合計特殊出生率は
2013年ベース
全国1.43
大阪府1.32
枚方市1.27



ということで、

転出超過がなくなり、
出生率があがった場合は、

2040年に
358,970~363,685になるということで、
これが試案の目標です。
minは大阪府の出生率、maxは国の出生率から推計していると思われます。


これまでの枚方市の推計では、
2040年(平成52年)では、

これまでの推計のH50年327,553~H55年346,591
を参考にすると、→詳細コチラ
だいたい、33万人程度です。

モノによって元号表記と西暦表記があり、
これ、統一しないんですかね。。



そう考えると、約3万人UPですね。

多いのか少ないのかもわかりにくいですが、
当初予定の109%です。


気軽に出ている数値ですが、
そんなに簡単なものではないと思います。


ちなみに、
枚方市の出生率は
H20(2008) 1.25 
H21(2009) 1.3
H22(2010) 1.29
H23(2011) 1.27
H24(2012) 1.27
H25(2013) 1.27

(子ども子育て支援事業計画より)


やってみないとわからないのですが、
この出生率を大阪府が目指している数値(国より低い方)でも、

2020に1.49
2030に1.68
2040に1.93

にするわけですから、

2013 1.27
 ・
 ・
2020 1.49
 ・
 ・
2030 1.68
 ・
 ・
2040 1.93

ですので、
最初の2013年から2020年の7年で0.22ポイント上げるわけで、
1次関数的に考えても、
0.02~0.03ポイントを1年上げる。

しかも毎年。

その後も
10年で0.2ポイントくらい上げていくので、
1年で0.02ポイントずつ。


これまでの取り組みの延長線上にある考え方をしていても
難しいような。。


数字遊びをしても仕方ないんですが。


私の中でもこれをすれば出生率が上がる!
というのがわからない中で、批判だけするのはどうかとも思いつつも、
絵に書いた餅になりそうな。




また転出超過に関しても、
2020にゼロということですので、
あと5年でゼロ。
今毎年だいたい1000人の転出超過ですから、
1年ごとにマイナス200。



どちらにしてお思い切った戦略をしていかないと、
何も変わらないと思います。

ほかの自治体も同じように
総合戦略を立ててやってきますので。


と思っていまして、
委員の方からも人口も目標を考えるなら、
しっかりと紐づけが必要、差別化が必要、
という意見がたくさん出ていました。





紐付け・・どの施策が何に効果が出るのか
 (出生率のUPなのか転出者数の減少なのか、とか)

差別化・・単純な子育て支援などは他市も実施するはず、
 枚方市ならでは、のものが必要。


以下は当日のメモです。
====


効果の高いモノから順番に。


委員
参考資料としていただきたいのだが、
エリアでの人口の転入出を出して欲しい。


別途、後日。


委員長
学区別のもあったと思うのでよろしくお願いします。



委員
P6空家について。
全国的には16%くらい。

枚方市は?


問題なのは空家のまま放置されている、ご近所に迷惑をかけている物件(特定空家)については把握している。広い意味での空家についてはわかりかねる。

特定空家については後日。


委員
構成がよくわからない。。

産業、子育て、健康の3つならなるほどと思うが、
総合戦略としては前のページにある人口ビジョンに合わせていくのか?
別途目標を定めるのか?


自然増社会増を目指すにしても、
枚方市に住みたいと思わせる戦略が弱いのでは。

綺麗に、総合計画も作っているからか、とんがってもいいのでは。



構成について。
もともと資料1のところに、法律をもとに作っていく。
2Pで将来展望。人口を近づけるために取り組みを進めていく。

そのポイントが3つ
産業の活性化、子育て、健康の3つ
これで定住人口を増やしていく。

市ではちょうど第5次総合計画を作ってるから、整合を。

こういう施策を進めていくのが目標。
5P以降で具体的施策。

わかりづらいという意見をいただいていると思うが、
基本目標ごとの数値。
あとは基本的方向ごとにKPI

とんがったところについてはご意見いただいて検討。


委員
あの・・だいたいわかったような気がするが。。

委員長

大枠は
1.産業の活性化と人々の交流・賑わいの創出により
2.安心して子供を産み育てることができ、
3.市民の健康増進や地域医療の充実を図る


委員
綺麗なことがだが、
枚方市としてどうするのか。他市とあんまり変わらない文言。

委員長
変わりませんね。

委員
その中で枚方市の目指す目標あってもいいんじゃないか。
国の出生率を目指します、そんなんでもいいけど。目標があっての柱があってもいいんじゃないか。いいんすけど・・


委員長
あんまり明確に書くと責任が、という話もあり。。





総計を策定している中で、
重点施策が有り、総合戦略の方向性と連動している。

総計の中から、総合戦略に写している。
総合計画とも違うけど新しく入れているものも。

枚方市の定住促進に繋がるように事業を進めていきたい。

もっと重点的に絞ってもいいんじゃないかという意見があるので、
強弱もあるけど、総合的に進めていきたい。

委員長
ここに出たものは5年間交付金がつくので、
やっていくことになるはずです。
国の金がよくわからないので。。


700億くらい国で予算。

委員
真剣に取り組みところには出すという話だったが?

委員長
計画を作ったら真剣にやっていることに。
そうはいってもかなりの程度
市が持ち出しをしないといけない。



委員
堺から引っ越してきたばっかりということで、
よそから見た印象を。

若い人が意外と多いなと。
香里ケ丘、千里、泉北ニュータウン。
泉北は空家だらけ。
どこに誰が住んでるかわからない状態。

泉北はすごく交通の便がすごく悪い。
昔はマイホームということで住んだが、
今はもうすまない。
千里は交通の便がいい。伊丹空港も近い。東京横浜住んでいても週末帰ってくるというのもある。
また公団のマンションに阪急不動産が新しいマンションで、マンモス校。

泉北は新しいマンションもない。
誰も入ってこない。

若い人がどんどん入ってくるまちづくり。

ハード面とソフト面と分けて考えた。

ハード面。
駅前の再開発。気になるところ。
くずはモール、京阪が力入れている。

来年5月に近鉄跡地に蔦屋のビルができるがそこに入らせてもらう。
行政が民間の事業者を後押しできるのかわからないが、
ブランドイメージ醸成するのをバックアップ。
あっちもこっちも蔦屋あるというイメージ。

地元のサッカーチーム、非常に熱心にされている。
サッカーはピラミッド型の組織。
小学校くらいからチームができていって、積み上がっていく。
サッカー強いというブランドイメージが出来ると子供が集まるのではないか。

健康増進。
サッカーが盛んな街なんだということで地元のチームをアピールしてもいいんじゃないか。
交野市のお客様に言われている。交野市は知名度が低いので枚方市とやりたい。
近隣とも調整しながら盛り上げていけば。


渋滞が多いなと。
移動するのに時間がかかると人が来たくない。
道路整備。京阪の高架。


委員
生まれ育った街より枚方に長く住んでいるが。
泊まる宿がない。
40万都市なので一つもないのね。
合宿なんかもできる施設があって他市から来る。

大きな会合をする場所もない。
交通の利便性だけではなく、生活の利便性。
集う場所がない。どこに書くべきだろうか。

委員長
文化施設があっても人が集う場所になっているのか?

委員
大阪がホテルが取れないと言ってる。
大阪で取れないなら枚方で宿。

文化会館の上ホテルにしてくれませんかね?(笑)

委員長
PFIとかいろいろ考えられなくないが。


委員
人口ビジョン。
社会増減、自然増減。
それぞれの施策目標がどれを目指すのかがわかりやすくなっている方がいいのでは。


例えば交通環境が良くなるのは
今住んでる人が外に出ないように。とか。


中の方に満足度上げるのを優先すると、
外から入りにくくなるということもある気がする。




貴重な意見。
事務局の方でそれぞれがどれにつながっているのか書けるように検討していきたい。
中には、どれにも関わってくるものもあるので、そう言うのも含めて検討。



委員長
人口の将来展望、達成は難しいけど、それぞれが施策がどう貢献するのか。は整理されると。
気を付けないといけないのは、人口目標達成するときに何が問題なのかを取り違えるとチグハグしてしまう。



委員
みなさんの意見と一緒だが、
もう少し総合戦略5年間の目標があるので、
5年間で枚方の今ある問題点とそれに対する対応策で、結果が出るように。
もう少し枚方の特徴が出せる戦略があるのでは。

5年間で市駅周辺がどこまでいけるのかわかりませんが、
道路も同じく。

5年でまず力を入れることを何にするのか。強みを活かすのか、新たなものを探すのか。
転入出を見てると生産年齢人口が出ているのが多いと思うので、子育てしやすいですよとするのか、男女ともに働けるよとするのかとか。
健康医療、教育文化を掲げてるので医療がいいから子育てできるよとか、老人から子供まで住みやすいですよとか。
もう一段階。総合政策の重点施策があるが、総合戦略の中でも重点施策があると。


委員長
基本目標にいろいろぶら下がっているが、優先順位がはっきりある方が枚方らしくていいんじゃないか。枚方らしいのを先に持ってきたらいいのでは。というやり方もある。


委員
ふるさと納税、枚方にしてくれる人いるの?



WEBにも掲げている。
課題として、ふるさと納税の本来の趣旨の枚方の愛着という観点なのだが、
返礼品の点で、特に何もやってないから。

委員
モノをもらえるからいいというものではないが。。
考えてなかったが、枚方らしさの中で。

ふるさと納税の精神からは外れてるが。
枚方らしさって何?感謝状?


返礼品で枚方らしさ、行っていない。
ひとつの考え方として、枚方に来ていただけるような形とか、
枚方で作っているものとか、考え方としてある。
具体的には、参考として、淀川舟運。それのチケットとか。


委員
モノで釣る必要はないけど、
何かきっかけ、住んでみようかとか思う感じになるかなと。


委員
外から見たら昔は福祉の充実した街。
打ち出す中で街のブランド、なにか出せば特徴的な。



委員
福祉が充実した街は言われてきた。
問題になったのは、枚方市に住んで税金を収めてが良いが。
福祉が必要になってから引っ越す人が。。


委員
枚方市として特筆したブランドがいるのでは。
周りと同じになる。特筆して何か。

周りからしたらわからない。
昔は花火大会、今はひらぱー。

寝屋川は事件があり、ニュースになった。

枚方市は子育てするのであればセキュリティのカメラを強化していきますとか。
ほかの市とは違うもの。


委員長
枚方ブランドを作るというのを総合戦略に入れますか。
教育、福祉医療もありますが。


委員
住居、ポイントになると思うので強く入れてもいいんじゃないか。
不動産任せになるが、デザイナーズ住宅。
大阪市内とか京都市内にはあるが、枚方市にはない。
枚方市では受けられない挑戦できない。
ないと住む人も選べない。住居が魅力的なもの。

住宅が魅力的になれば若い人も来る。

委員長
既存の住宅をリノベ。
枚方は住宅都市の割に少ないのではないか。という話。


委員
枚方宿もあんまりアピールされてない。
道路だけは整備されてないが、建物は工夫されてる印象がない。
近江八幡までしなくてもいいが、もうちょっと特徴的なところでPRできれば。


委員長
実際のところ、中身は今ひとつ。。


委員
枚方ブランド
少子高齢化が進んでいく中で、地域の住民のつながり、地域力が試される。
岸和田だったらだんじり。伊丹市はビューティフルサンデー。
伊丹市の住民だけが知っている。住民が共通でできるもの盛り上がればブランド。

枚方は河内音頭。
枚方が発祥という説。それを使ったらいいんじゃないか。
錦糸町で河内音頭の大会。2日間で何万人も会社員も。
大阪の人が出前で行っている。
大阪にもたからがある。
ブランドになるものは探せばいくらでもある。

委員長
ぜひ探して総合戦略にぶっこみましょう。

まだ2回目でアイデア出しの段階。
ここから中身を詰めていく。
今日のところはここまでで。

事務局
具体的な取り組みについては
9月30日までにお願いします。

事務局に電話メールで。

次回の意見聴取会は10月以降。