3年連続赤字となってしまった病院事業会計。

今後の経営健全化に向けて質疑をいたしました。

新病院になってからの入院患者数は好調とのことです。

枚方市は民間の病院が豊富にある地域、
市立病院以外に病院がないというような地域ではなく、
余計に市立病院の存在意義が問われます。

ましてや赤字になってしまうと。。

儲かればいいというものではありませんが、
経営は健全でなければ市財政への影響も大きくなってきます。




【質問】
最初に病院事業会計についてお伺いいたします。
平成25年度も赤字になってしまいましたが、
医業収益が昨年度よりも減っております。
患者数を見てみると、
入院患者数は平成24年度は71304人、
平成25年度は66361人と約4940人減少しています、
また外来患者数は
平成24年度の170201人から169245人と
こちらも微減ではありますが、956人ほど減少しています。
しかしながら、この外来の方は診療日数が
平成25年度の方が1日少ないことや、
全体で16万~17万人のうちの1000人ですので、誤差とも言えます。
単価のことも含めて考えると
収入減少の理由として大きいのは入院患者数の方です。
この入院患者数が減った理由はどの様なことが考えられますか?
ちなみに、平成26年度のことに少し関わる部分にはなりますが、
新病院が開院されてからの入院患者数はどのような状況でしょうか?
こちらも参考までにお伺いいたします。



【答弁】
平成25年度の延べ入院患者数は66,361人で、
平成24年度と比較すると約4,940人の減少となっています。
主な要因としては、内科の延べ入院患者数が約3,760人減少したことで、
これは内科における平均在院日数が平成24年度は16日だったものが、
平成25年度では13.6日と2.4日減少したことがあげられます。
内科の新入院患者数は、
平成24年度に比べ、124人増加していますので、
平均在院日数の減少は、
消化器内科の短期滞在入院の増加等によるものと思われます
また、平成25年度の新入院患者総数は、
平成24年度に比べて142人減少しており、
診療科別では、小児科115人、
歯科口腔外科105人、
眼科85人の減少が大きなものとなっています。
これらの要因ですが、
小児科においては予防接種の普及による
入院患者の減少、歯科口腔外科においては紹介件数の減少、
眼科においては医師体制の変動に伴う
手術件数の減少が主なものと考えています。
新病院の入院患者数の状況ですが、
稼動病床の289床に対し、
10月15日の入院患者数は220人で、稼働率は76.1%となっています。
今後も、引き続き稼働率の上昇に努めてまいります。




【要望】
平成25年度で3年連続赤字になってしまいましたが、
新病院は開院以降順調に入院患者数も増えているとのことです。
新しい病院になったということで、
これまでと状況はかなり違ってくると思いますので、
早い段階からの黒字化をし、
累積欠損金も早期に解消していただくようよろしくお願いいたします。