7月4日の勉強会、
「未来にプレゼントする仕事~あるべきPPP/PFI事業とは~」の後半は
長野県小布施町の図書館の取り組みについてでした。


前半の内容はコチラ

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自治体の図書館といえば、
今は武雄市の図書館(指定管理CCC TSUTAYA)が一番有名だと思いますが、
こちらの図書館は直営ながらも様々な取り組みを実施されています。



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来館者数は平成19年度の2.2万人だったものが、
平成24年には14.5万人と、約6倍。


にもかかわらず、
貸出冊数は3.5万冊から8.7万冊と約2.5倍。

このあたりが良くも悪くも、
この図書館の特徴だと思います。


一般的な図書館機能に交流するための機能・コンテンツを付帯して、
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そもそも、一般的にイメージしているような
本を読む、借りるための学びの場としてだけではなく、
子育ての場でもあり、
交流の場でもあり、
と文化の拠点としての役割を担っています。


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図書館なのにおしゃべりOK
BGMOKというのが新しいですね。


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お客様をもてなすために、
様々な人が交流できるように心がけていることは、
張り紙をやめたり、デザインにこだわったりしています。

写真はありませんが、
音楽のライブや議会報告会なども開催されています。

本来は静かにする場所ですが、タイムシェアという考え方で、
一部の時間を上記のような使い方をされています。





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この図書館を建設するにあたり、
何度も住民との協議会を開催されています。
最初は要望が多かったようですが、
徐々に建設的な議論になっていたようです。

住民参加での意思決定・意思形成
素直にすごいと思います。







自治体によって、
公共施設のあり方も変わってきますね。


枚方市の場合、
図書館のほとんどの分館、分室が
生涯学習市民センターなどの旧公民館施設と合築されていますので、
複合施設全体でのあり方を考えて、
機能・効果を検証していくべきですね。



以前にもとある方からおすすめされたことがあるのですが、
小布施町はこの図書館だけではなく、
まちづくり全体を一体的に取り組んでいますので、
一度現地での街歩きもしたくなりました。