なかなかUPできていなかった。3月議会の内容です。

(申し訳ありません。順次上げていきます)


以前に議会で質問をしていた
し尿処理工場の今後の方針が出たことと、
それに伴う経費縮減額を伺いました。


また、
し尿処理手数料と
下水道使用料を、
支払う額自体と、
処理原価の何割要しているか
の観点から、

し尿処理手数料を今後考え直してもいいのではないかと
提案をしております。

法律の位置づけなどではこの2つは
違う部分があってなかなか難しいのですが、
下水道が通っている地域の方には
ぜひ下水道に接続してもらいたいという意味合いも含めて質問をしております。




【質問】
淀川衛生工場し尿処理施設改造事業についてお尋ねします。

この事業は、「淀川衛生工場の今後の方向性」として、
今後はし尿等を井戸水で希釈し、
なわて水みらいセンターへ放流する、
いわゆる「希釈放流方式」に移行するための事業と聞いております。


これまで、「希釈放流方式」については、
放流先である寝屋川北部流域下水道での区域外放流単価は、
区域内の13倍という放流費用が課題となっていました。


しかし、大阪府ならびに寝屋川北部流域下水道構成市との協議の結果、
区域外放流単価は平成30年から3.3倍とすることが
確認、集約をされたとの事で、
希釈放流に向けて進めていけるのではないかと思っています。


そこでお伺いしますが、
この区域外放流単価が緩和されることにより、
これまでの13倍と比較して、どの程度、放流費が安くなるのかお尋ねします。

【答弁】

希釈放流につきましては、
寝屋川北部流域下水道の区域外放流費用は、
区域内単価の13倍という放流費が課題となっておりましたが、
平成26年1月28日に開催されました
寝屋川北部流域下水道実務者会におきまして、
平成30年から区域外放流単価は区域内の3.3倍とすることが
確認、集約をされたところです。


その結果、平成30年の予測搬入量15,563kLで試算しますと、
年間の総放流費用は13倍では約1億1千8百万円の負担となりますが、
3.3倍に緩和されることにより約3千万円となり、
おおよそ8千8百万円の削減が可能
となります。



【質問】
年間で8800万円と大きく削減できるとのことです。
そうなると、し尿等の処理経費も
希釈放流方式に変更することにより安くなると考えられますが、
これまでの処理方式と比較してどの程度になるのでしょうか。


【答弁】
現在の生物処理方式による処理経費は、
平成24年度決算額では
1kL当たり11,145円を要しておりますが、
希釈放流方式に変更し、なおかつ区域外放流単価が3.3倍になりますと、


平成30年度における予測搬入量では
1kLあたりの処理経費は約8,300円程度となる見込みです。

その結果、概算ではございますが、
lkLあたり約2,800円の削減になると考えております。


【質問】
区域外放流単価が績和されることにより、
希釈放流による費用対効果は大きいものとなることが理解できました。



次にし尿等の手数料についてお伺いします。
下水道部では処理経費の7割を下水道使用料として徴収しています。
では、し尿等の手数料が、処理経費に占める割合は
どの程度になっているのでしょうか。



【答弁】
平成24年度決算額のし尿処理手数料としましては、
し尿及び浄化槽汚泥等処理手数料を合算しますと、
17,321,700円が収入済額となっており、
処理経費に占める割合は約7.3%となります。


【質問】
私は、現在のし尿処理手数料が、ひと月400円と下水道使用料に比べ、
大変安価に思います。


くみ取り世帯は、平成25年度当初では1,404世帯と伺っていますが、
その内、下水道供用開始区域内にあるにもかかわらず、
下水道に接続されない世帯があります。


下水道に接続しない理由としては、
し尿処理手数料が安いことが一因と考えられます。
したがって、水洗化を促進するためには、
未接続世帯を対象に、し尿処理手数料の割り増しも
考え方としてあろうかと思いますが、市の見解をお伺いします。



【答弁】
下水道供用開始区域内の未接続世帯に対しては、
水洗化促進に向けて、広報への掲載や職員が接続依頼文書を年2回配布しています。
また、年間を通じて、し尿収集訪問時に、接続依頼を行っているところです。


更に平成26年度は、郵送封筒の余白を利用して啓発文を掲載するなど、
新たな取り組みも予定しています。        

  
し尿処理手数料の見直しにつきましては、
下水道整備の概成時に、くみ取り世帯の状況を見ながら見極めてまいります。


【意見要望】
様々な法律との問題もあろうかと思いますが、
他市の事例や、下水道の料金の算出の仕方も検討していただければと思います。

この希釈放流についての費用対効果については
質問される方がほかにもいるとお聞きしておりますので
詳しくは聞きませんが、2012年6月議会で質問させていただき、
淀川衛生事業所以外にも、梅崎副市長にも答弁していただき、
また下水道部とも連携する中で、
高い削減額になったのではないかと感じております。

関係者の皆様、本当にお疲れ様です。