本日は議会最終日でした。


美術館関連経費や総合文化施設や
待機児童解消などが含まれた補正予算が計上され、
賛成多数で可決されました。

私の会派(未来に責任・みんなの会)も賛成をいたしました。


ほかの方も補正予算の審議の際に、
様々な厳しい意見の質疑をされていました。

私の会派は一般質問で既に質問をしたので省略をしましたが、
そういう進め方も含めて課題がありました。

会派の中で一部退席された会派もありました。



以下が賛成討論の内容です。


===

ただ今上程されました。
議案第3号、平成26年度大阪府枚方市一般会計補正予算(第2号)について
未来に責任・みんなの会を代表して、賛成の立場で討論をいたします。



本来は議案に対して質疑をするべきなのかもしれませんが、
一般質問の場において美術館や総合文化施設、待機児童解消などの、
関連する部分について、会派の議員も含めて既に質問をいたしましたし、
ほかの議員の方も質疑をされていますので、討論のみとさせていただきます。



今回の予算については苦渋の決断です。

未だ市民の中で、意見が割れている寄贈を受ける美術館についての
美術館準備経費128万7千円と
債務負担行為の寄贈作品図録作成等経費262万円については
問題があると言わざるを得ません。



一方で、
我々の会派で主張してきた待機児童対策のための
費用も計上されております。

私立保育所経費として1億3977万8千円、
また閉園幼稚園活用事業経費として900万円。

私立保育所経費、1億3977万8千円の中には
平成27年4月1日に向けた定員増にむけて、
私立保育所の増改築などの1億656万8千円、
また、保育士の待遇改善のための保育支援者の確保にかかる経費として、
3321万円が計上されています。


今年度の4月1日に年度当初の待機児童ゼロを達成したものの、
希望の保育所に入所できていない方として250人、
また、年度途中のため、すでに待機児童が発生しており、
喫緊の課題であり、子育て世代支援のための待機児童解消の予算に
反対するわけにはいきません。




そういった趣旨から苦渋の決断ですが、
賛成とさせていただきます。



賛成にあたって、
美術館ともう1つの課題である総合文化施設については
意見を述べさせていただきます。



美術館については
議会の指摘により、総務委員協議会の際には
計上が予定されていた顕彰レリーフ作成費が
取り下げられたことは一定評価をいたします。



しかしながら、
今回の一般質問においても多くの議員から
反対や疑問の声が挙げられており、
また2回の住民説明会の住民からの質疑の内容や、
白紙撤回や予算凍結の署名が多く寄せられていることも鑑みると、
このまま進めていく行政の姿勢には大きな疑問を感じます。





よって、この問題に関しては、
・寄贈を受ける美術品の評価額を公表すること
・建物価格と減価償却の方法を明確にすること
・庭園について規模や費用・維持管理費も含めて明確にすること
・財源確保の観点から選択と集中についての説明責任を果たすこと
・専門検討委員の方の議論も含め、運営計画や来客数などを明らかにすること


以上のような部分をお示しいただき、
その上で、場所の変更や美術館の開設の延期、
また予算の凍結や白紙撤回を含めて十分な議論をすることを求めます。



また、
総合文化施設については


・現在の市民会館大ホールが約1億円をかけて
 耐震改修をしたところであることから、
 開館までのスケジュールに関してはその観点も踏まえるべきであること。

・平成5年に計画を策定し、その計画を流用している印象を受けますが、
 環境の変化なども踏まえれば、改めてしっかりと練り直す必要があること。


・駅前再整備の一環としてすすめるべきで、
 この総合文化施設だけ突出して進め、
 総合文化施設ができたら終わりにならないようにすること、


・市の文化政策として位置づけを明確にすること


・総務常任委員会の所管事務調査の報告書の内容もしっかりと踏まえること

・複合施設やにぎわいの拠点とすることが難しいのであれば、
 現在100億円以上とされている整備費、
 年間3億円とされている運営費ともにコンパクトにするような努力をすること


を求め賛成討論といたします。


==

IMG_2132☆.JPG


==
本当に苦渋の決断です。

なかなか思い通りにいきません。

進め方も含めて課題もあります。

鍛錬が必要です。