またタイトルなどは微修正しますが
速報ベースでUPさせていただきます。



【質問】
寄贈を受ける美術館についてお聞きします。

この件については現段階の資産では、
年間運営費7400万円かかることや、
住民への説明が事前になかったことなどから、様々な意見が寄せられています。


まずは、今回の議会に提出される補正予算の
美術館準備経費と債務負担行為で設定された
寄贈作品図録作成等経費についてどのような内容なのか、
確認も含めて改めてお伺いします。



【答弁】
美術館準備経費につきましては、
美術館専門調査検討員への謝礼として34万2千円、
市所蔵品の調査における額等の破損に対応するための修繕費50万円、
企画展準備にかかる作品借用交渉や寄贈作品調査に係る旅費22万円、
寄贈作品の保険加入代2万5千円、
その他作品整理に要する消耗品費10万円、
通信運搬費10万円となっています。

また、債務負担行為として設定しました
寄贈作品図録作成等経費につきましては、
寄贈作品図録作成費用250万円、
リーフレット作成経費12万円となっています。


【再質問】
顕彰レリーフの予算が総務委員協議会では含まれていたようですが、
先ほどの答弁ではなくなっているようです。

なぜなくなったのかお伺いいたします。

【答弁】
顕彰レリーフ作成経費については、
総務委員協議会においてご意見を頂いたことを踏まえ、

作成時期等を再考するため、
今回の債務負担行為から削除させていただいた。


【再質問】
議会からの意見を受けて、
なくなったことは一定評価はできますが、
予算にあげようとしていたことも含めて
行政の一連の進め方に問題意識を感じてしまいます。



今回、債務負担行為で寄贈作品図録作成の経費があがっていますが、
どのような内容を図録に掲載するのでしょうか。
今回、寄附を受ける美術品だけでなく
市の所蔵する美術品も一緒に掲載するのでしょうか。

また、鑑定した美術品の評価額も図録に掲載するのかお伺いします。

【答弁】
図録につきましては、寄贈作品の一部について図版や概論、
美術館の建設の経緯や建物紹介などの掲載を予定しており、
現在、市が所蔵している作品の掲載は予定しておりません。


なお、寄附を受ける美術品の収受につきましては、
本市のこれまでの手続きを踏まえ、
他市の美術館の事例も参考に対応する考えです。


具体的には、
美術館専門調査検討員など外部の学識経験者による意見を踏まえ、
作品と関連資料の分類や展示公開の仕方、そして作品評価額、
いわゆる参考推定額の設定も行う予定です。

また、参考推定額については、他市美術館と同様、
内部資料として保管し、個人の権利・利益を保護する観点から
公開する予定はありませんので、図録の掲載も予定しておりません。



【再質問】
美術館専門調査検討員への謝礼ということですが、
この検討員とはどのような意図で任命され、
どのような職務をされるのでしょうか。

また、その検討はどのような形式で行われるのでしょうか。



【答弁】
美術館専門調査検討員につきましては、
外部の専門家3名に依頼を行い、
主催事業の検討や今回寄附を受ける寄贈作品や
市所蔵品の整理・調査研究について、専門的な助言を受ける予定です。


それぞれの専門分野ごとに助言を受ける形を想定していますが、
必要に応じて、3名による協議もお願いしたいと考えております。
また、助言いただいた内容につきましては、
議会へもお示しできるように検討してまいります。


【再質問】
やはり、美術館の運営については、
事前に専門家の意見を聞いた上で、
議会の議決前に検討すべきことだと思われますが、

なぜ後になったのでしょうか。


また、なぜ議決前に住民の声を聞かなかったのでしょうか。



5月13日、6月15日と説明会を実施されて
色々な声があがっていると思います。


地元自治会から署名も提出されたと聞いていますが、
何人の方が署名されたのでしょうか。

今後、このような市民の声をどのように扱っていくのでしょうか。



【答弁】
美術館の運営につきましては、
議会の議決を得るまで寄附をうけるかどうかわからず、
また、詳細設計もされていない状態で、
専門家等を交えた運営の検討を行うことは難しい状況にありました。



5月13日に開催しました4つの校区コミュニティ対象の説明会や
6月15日の市民説明会では、
賛成の方、反対の方それぞれの意見をいただきましたほか、
地元の一自治会からは住民の方424名、
他の地域から648名の署名をいただいております。



意見の中では、議会の議決を受ける前にまず、
地域住民へ意見を聞くべきであったという意見が多く見受けられました。

これまで情報提供がなかったことに対する
皆さんのご不満の声については、真摯に受け止めています。



美術館の建物の寄附を受けた後は、
市が管理運営することになりますので、
いただいた意見につきましては、
運営の中で最大限考慮できるよう検討していきたいと考えています。



また、美術館専門調査検討員や美術施設運営委員などの
専門家の意見を踏まえて魅力的な美術館運営や
企画展等の事業内容を検討していきます。




【再質問】
議決を得るまでわからないという話をするのであれば、
条例なども全て聞けないことになるので、
その理由はおかしいのではないでしょうか。


様々な意見がある中では
今からでも慎重にすすめるべきではないでしょうか。


また、寄附者と30年の覚書を交わしているということですが、
その間、用途変更すれば建物の建設費を市が負担することになっています。

その際、減価償却したものとのことですが、
覚書の中には積算方法の記載がありません。


万一のことを考えて、
覚書を交わすまでに寄附者と決めておくべきであると考えますが、
見解を伺います。


また、もし決めておられないということであれば、
いつ決めるのでしょうか。




【答弁】
今回、寄附していただく美術館は、
長期的な運営を想定していることから、
寄附者と減価償却の積算方法を事前に決めてはおりません。



なお、寄附者の承認を得ないで
一方的に建物を美術館以外の用途に供した場合は、
市は寄附者に美術館の建設に要した経費を負担しなければなりませんが、
その際の市が負担する建設に要した経費としましては、
現在の価格ではなく、その時点における減価償却された金額を基本に、
この覚書に定めのない事項として、市と寄附者との協議により定めてまいります。


【意見要望】
覚書書はいわゆる、契約書のようなものなので、
詳細を取り決めておくべきです。

減価償却のやり方で費用が大幅に変わってきます。


万が一のこともあるのでそういったところまで
決めておくべきだと意見をしておきます。



また、竹内市長は
「選択と集中をする」とよくおっしゃりますが、
実態が伴っていません。

もう「選択と集中」という言葉は撤回されてはどうかと提案しておきます。