2月10日の総務委員協議会の案件のうち、
(4)寄附の申し出のある美術館の概要等について
です。

全体についてはこちらのブログをご覧ください。


施設整備は市民の方の寄付により無料でできますが、
その後の運営は税金でもって運営指定していくことになります。
現在の運営費は概算で1年間で6500~7500万円です。

タダほど・・というのはまさにこのことではないでしょうか。


以前に整備候補地にも管内視察にも行っております。


寄付をしようというお申し出については感謝はしております。


が、

色々と美術館の必要性や、
コストダウンの手法についても説明していただいておりますが、

どうしても後付けにしかならないですね。

市有財産の有効活用や
ファシリティマネジメントの観点が抜けているように思えてなりません。



6500~7500万円の運営費については、
市としては「行政改革で運営費を充てる」
とのことですが、
このために、
ほかの部署はこのために行革をやっているわけではない。
と思います。


もっと予算を重点投資してもいい分野はないのでしょうか。

私は行政改革はしていかなければならないと思いますが、
この美術館運営のためというのはちょっと違うと思います。


(もちろん全てこのためだけの行革ではないのですが)


施策の優先順位を考えて欲しいですね。

こういう「あったらあるで嬉しいかな」のような施設を
どんどん作っていく時代ではありません。

これからはどちらかというと、
施設の総量を圧縮していく時代だと思っておりますので。




私はこのように思っているのですが、
市民の皆様方は香里ヶ丘に市立の美術館がある方が良いでしょうか?



インターン生に、関西で最近作られた公的な美術館を
ネットで調べてもらいましたが、
あんまりないですよね。

兵庫県、神戸市はすごいですね。
陶芸美術館は篠山の方にあるものなので、
まだわからなくはないような気もしますが。

神戸ゆかりの美術館
2007年
神戸市


兵庫陶芸美術館
2005年
兵庫県


熊野古道なかへち美術館
1997年
田辺市


赤穂市立田淵記念館
1997年
赤穂市

東大阪市民美術センター
1997年
東大阪市


西宮市大谷記念美術館
1972年※1991年増改築
西宮市



ほかの議員の方の意見は
↓のようなものでした。
 聞き漏れ、メモ漏れあろうかと思いますがご容赦ください。


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こんなに急いでいるのは何かの約束をしてしまっているのか?

個人で運営してもらうというおとはできないのか。

もうちょっと真剣に考えないと
市民に説明できない。

もともとは枚方市駅前の総合文化施設の中にという前提だったのと思う。
その理由の一つとしてアクセスではないか。

1年も経っていないのになぜこれだけのスピードで進むのか?

他市のリサーチしてますか?


美術品は疎いのでピンと来ない部分もあるが、
立てるなら後悔のないように。

美術館を立てるというのであれば、
財源を確保すべきではないか



寄贈を受けるのが80点というのであれば、
すべての鑑定をしたものを見せて欲しい。
代表的な16点だけではなく。


建物の寄贈を理解してくれてと言われても
理解ができない。

不可解な進め方だ。


整備費は寄付をする方が負担してくれるといえど、
いわゆるハコモノ行政。
ここ5年で新設した事例の調査などをしたことがあるのか?

場所が南部というのも、
全市民からの理解を得られるとは思えない。

事業の公平性を考慮して欲しい。




建物の寄付といっても
説明が少なすぎてわからない。