続いて機構改革についてです。

総合戦略を担う部署と
ファシリティマネジメントを推進する部署と、

事務事業総点検でも指摘のあった
社会教育課と生涯学習課の業務の整理と、部署の整理

の3点について質問をいたしました。





【質問】


私は、全庁的な視点から、
市としての戦略を描き、
事業をコントロールする、
総合調整機能を担う部署を設置すべきと考えます。

マーケティング的な機能も含めて、
市の方向性や重点施策をコントロールするような機能も
持たせるべきだと考えております。
まず、この点について見解を伺う。






公共施設の最適管理、総量圧縮といった
ファシリティマネジメントは今後において重要です。

市の施設の一元化や廃止も含めた
全庁的な検討を行っていく必要があると考えています。

平成24年度の機構改革で、それまでの管財課から、
資産活用課に改編され、去る3月には、
「市有財産等の有効活用に関する基本方針」を策定し、
今後はいよいよ、全庁的な施設の再配置や企画に取り組まれると思います。

そこで、例えば豊中市の資産活用部のように、
こうした事務分掌を有する担当部署を設置し、
取り組みを強力に進めるべきではないかと考えております。

市の見解を伺います。




事務事業総点検においても、
「社会教育と生涯学習の類似事業の整理・統合を図ることや、
それによる経費節減、また、市民が利用しやすいような
部局の編成をすべきではないか」とも指摘されており、

議会での質問において、
「より効率的な事務執行体制をどう構築していくか
検討していくべき今後の課題である」との答弁をです。

その後の進捗を伺います。



【答弁】


政策推進や行政課題への対応について、
総合調整機能を担う組織につきましては、
昨年度に策定しました行政改革実施プランにおいても、
「市政全体の「選択と集中」を進めていくための
総合調整機能を担う部署の充実を図る」
という課題設定をしているところです。


今後、新たな行政経営システムの充実、強化を
図っていくという視点も含め、
どのような組織体制がより効率的で効果的かなどについて、
中核市以降に向けて検討を進めていく。




本市の市有施設について、
配置の最適化などを進める組織については、
今後、行政改革実施プランの課題として設定している
「施設白書」の作成や「市有財産等有効活用計画」の策定に係る取り組みとあわせて、
検討していく必要があると考えている。




社会教育主催事業と生涯学習事業については、
昨年度の事務事業総点検における評価を踏まえ、
所管部において、
その対応策を「部の運営方針」において示しているところであり、
今後、その取り組みを踏まえて検討していくべき課題であると考えている。





【意見要望】
機構改革については、
中核市移行の際には、
必要な部署は新設し、
整理すべき部署は整理していただきますよう宜しくお願い致します。