みなさま

こんにちは
木村亮太です。


6月議会一般質問その3です。

$枚方市議会議員木村亮太公式ブログ



最近の枚方市は
部署を超えて、市の土地・施設を市の課題のために
有効活用していくようになっています。

それであれば、
未だに解決されない待機児童ゼロのためにも
もっと市の施設を有効活用すべきです。


その点について市の考え方を伺いました。


よく質問している市有財産有効活用、ファシリティマネジメント関連と
待機児童解消のセットの質問です。



【質問】


市有財産の有効活用と市の課題への取り組みについて



「市有財産等の有効活用に関する基本方針」を策定し、
施設白書作成に向けて進めているので、
この全体の流れは次世代のためにも、ぜひとも着実に進めてください。




全体の流れとともに、一方で、一部有効活用事業を先行して進めている。


北部別館用地活用がそれにあたる。
確認も含めて、
どのような流れであの土地が有効活用されるようになったのか経過を伺う。



【答弁】

従来より実施している未利用地の有効活用に加えて、
行政目的に供されている市有財産についても、
その余裕部分について積極的に有効活用を図っていく取り組みを推進している。



その具体策として、
北部別館用地について、
有効活用の推進を担当する
財務部(資産活用課)と当該用地を所管する土木部などの関係部署が
面積や立地条件など様々な角度から検討を行い、有効活用を進めることとした。



【質問】

今後有効活用を進めていくうえで
他の市有財産についても北部別館用地の活用と同様に考え
また、実践されていくこととなるのか、念のため確認します。



【答弁】
「市有財産等の有効活用に関する基本方針」に
おきまして、有効活用の基本方針のひとつとして、
当初の目的や機能の見直し
他の施設との複合化なども検討することとしております。


【再質問】
ちょっとそれますが、確認のため、

今まではそれぞれの目的(教育とか、福祉とか)を持って、
国の補助金を受けて整備した施設については、
補助目的以外の用途に変更する場合は、

国の承認を得なければならない、
とか、補助金を返還しなければならないなどの制約があった。


しかし、最近は補助金の返還等に対する
緩和施策が実施されていると聞いている。


今後取り組まれる有効活用にもこの部分は
影響があると考えますが、見解を伺う。



【答弁】
平成20年に補助金等適正化法の運用が見直され、
国の補助金を受けて整備した市有財産の処分に関する
承認基準が緩和されている。


今後、施設白書を作成するために
様々な市有財産に関する情報を収集することから、
それに合わせて補助金に関する情報も収集していく

【質問】
市有財産の有効活用について、
市の考え方は、

今使用していない空いている市有財産をどうすれば有効活用するのか

いま使用している市有財産で一定のスペースをつくり、
課題解決をしていく、有効活用をしていく
=課題解決のために使用している施設でもスペースをつくっていく

に変わってきている。


===
(ここからが今回は本質の部分です。
 ちょっと前置き長いのですが、市の考え方を確認のために)


であれば、

枚方市の最重要課題として待機児童の問題がある。

市長が公約で掲げている「待機児童ゼロ」は未だに達成していない。


比較的時間がかからず

今後の少子化の時代にも対応できる

2つを両立するやり方として、
市有財産を有効に活用して待機児童解消につなげることが考えられる。

一定余裕のある他部署が所管する施設の保育所への活用について、
どのように考えているのか。


【答弁】
従来の取り組みと、
今まで、
平成23年度から公立の高陵幼稚園の余裕保育室を一部整備し、活用。
公立幼稚園の再配置に伴い平成27年度から閉園となる
樟葉南幼稚園など2園の保育所への活用に向けて、
検討を進めている。


今後も、平成27年度からの国の制度改正に基づき、
新たに策定する「(仮称)枚方市子ども・子育て支援事業計画」の審議会や
関係部署と連携した庁内委員会などにおいて、
さらなる待機児童対策の検討を進めていく。



【意見・要望】
平成27年度からの計画での対応であれば、
実現までに時間がかかりすぎます。


審議会での検討途中であっても、
市有財産のさらなる活用を図り、
待機児童ゼロが実現できるよう、
担当部署は当然のことながら、
資産活用を推進する部署も含めて、
全庁的に取り組みを進めてください。





===

既存の取り組みを否定するつもりはないですが、
まだまだです。

枚方市として解決していくという姿勢があまり伝わってきません。


それとは別に、
市有財産の有効活用、企画についての旗振り役が
いるようないないような状態ですので、
戦略的に取り組んでいく部署が必要だと感じます。


この点はまた改めます。





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