こんにちは木村亮太です。

予算質疑、総務文教分野のその5です。
(財政、企画、防災、税務、人事、広報広聴、市民参加などなどと教育全般)

市民交流センターと
メセナひらかたという施設のあり方について問いました。

それぞれの施設がそれぞれの目的で
運営されているということになっておりますが、
実態はほとんど同じ使い方をされています。

利用者の利便性向上にむけて、
一元管理ができないのかどうかを伺いました。



【質問】
自治推進費 市民交流センター管理運営経費として
12,050,000円が計上されています。
牧野北町にあるこの施設の設置目的及び利用目的、
利用率、実績等についてお聞かせください。




【答弁】
市民交流センターは、
元北牧野小学校の統廃合に伴う跡地の有効利用を検討する中で、
地元要望の一つであった集会施設の整備や、
北牧野小学校が果たしてきた地域活動の場や災害時避難場所等の機能を継承し、
市民の自主的な活動を促進するための施設として、
平成19年5月に開設、その管理運営を行っております。


利用内容としましては、
バレーボールや卓球などのスポーツ活動や
書道や手芸などの文化活動、
そのほか各種会議など、市民活動の場を提供しており、
4室ある貸室の平成23年度の利用率は、
スポーツができる集会室が約72.3%、
会議室が約80.5%、
和室が約43.3%、
調理室が約5.7%で、
平均利用率は約52.3%。


【質問】
つづいて、
勤労者対策費のメセナひらかた会館管理運営経費として
75,350,000円が計上されています。
施設の設置目的等についてお聞かせください。


【答弁】

メセナひらかた会館は、
市民の文化活動及び生涯にわたる学習活動を支援し、
勤労者の福祉の増進を図り、
並びに男女共同参画社会の実現に資する施設として、
市と雇用・能力開発機構(旧雇用促進事業団)の合築で建設し、
平成4年に12月に開設、

平成18年度からは、指定管理者による管理運営を行っています。

利用内容としましては、
和室や会議室、視聴覚室、多目的ホールなど
12の貸室と個人利用ができるトレーニングルームなどがあります。

平成23年度の利用率は、
和室の平均が約56.8%、
会議室の平均が約49.9%、
視聴覚室が約57.5%、
職業訓練や研修室が約29.3%、
軽運動室が約83.7%、
多目的ホールが約77.6%で、
平均利用率は約53.4%となっており、
トレーニングルームなどの個人利用者数は16,652人でございます。


【質問】
市民交流センターとメセナひらかた、
設置条例や市民活動課の事務分掌を見ていけば
市民活動課が所管していることが理解できますが、

市民の方々からすれば所管についても
わかりにくい部分があるのではないかと感じます。

また、それぞれの施設の利用内容を伺っていると、
各施設の設置目的はあるにしても、
管理運営の実態必ずしもそれに沿ったものになっていないと思われます。

例えばメセナひらかたは
勤労者の福祉ということで職業訓練室や研修室がありますが、
その部屋の利用率は低く、
軽運動室や多目的ホールなどの利用率が高くなっております。


結局は、広く一般が使うことのできる貸し館になっているというのが実態です。

それなら、同じ利用形態の施設として、
ひとつの部署で一元管理を行うことや、
貸し館部分だけでも統一的な管理を図るなどにより、
市民の方々からもそれぞれの利用登録、団体登録をすることなく
利便性を向上できると思いますし、
より効率的な施設管理もしていけるのではないかと考えます。

その点について、組織管理を所管している行政改革課を伺う。


【答弁】
公の施設の効率的な管理運営や利便性向上の取り組みについては、
各施設の設置目的や利用状況などを踏まえ、
施設の役割や必要性など、
今後のあり方も見据えながら検討する必要があると考えています。


【意見・要望】
今後検討とのことですが、
行革実施プランにも「市有財産等有効活用計画の策定」が課題設定されています。
資産活用課の事務分掌に「市有財産の活用の推進及び総合調整」とあります。

そうした中で、
今後、施設の一元化や効率的管理運営も考えていただくよう、
要望とします。



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枚方市議会議員
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