みなさま

こんにちは
木村亮太です。


ガバナンス2012年6月号に載っていた記事でまさにそうだなという内容。

枚方市もまさしくこの状況に陥っているのではないかと感じます。


「すまじきものは宮仕え」ではなく行革担当である。

以下要旨です。

自治体の財政状況が厳しくなると行革担当が置かれることが通例。

だが、人事採用や配置、財政運営、あるいは政策企画に、
それぞれの担当部局があるなかで、
行政各分野を広く横断的に見直す行革担当を置く理由は薄弱である。



行革担当に白羽の夫が立つ職員は、財政や企画で仕事ができると評価さ
れてきた人であることが多い。


しかし、財政ならば予算編成、企画ならば実施計画など、
それぞれ財政や政策の運営のための決まった枠組みが
あり、事業担当課は内心ではどう思っていても、
財政や企画からの書類の提出に応じる。




ところが、行革担当が同じように調書やヒアリングを求めても、
露骨に嫌みを言われたり、多忙を理由にヒアリングに応じてく
れないこともある。


事業担当課からすると、予算が切られる可能性のある
行革担当からの問い合わせに答える理由はない。

行革担当職貝の頼みの綱は、
首長が政治生命をかけてやり抜くという強い姿勢を示すことである。



ところが、
首長は行革に積極的な姿勢を対住民や対議会に示したいがために、
行革担当をとりあえず置いただけであって、
そこにどのような見直しをさせるかの具体的なイメージもなければやる気がないことも多い。


首長にやる気がないと、職員はそれを敏感にかぎわけるので、
行革担当への協力も当然得られない。



それだけではなく、
予算圧縮の庁内最大の抵抗勢力が、首長であったりする


調整を重ねて苦労してまうやくとりまとめた歳出見直し案を、
「君ね、僕には選挙があるんだ」などと言われてボツにされてしまうと、
「誰のために苦労しているのか」と声を荒らげたくもなる。


行革担当に任命されたら、誠意を持って調整にあたり、
とりまとめに苦労している姿を他の職員に見せて、
事業担当課から「おまえも大変やな」と
同情されるくらいがちょうどよいのかもしれない。







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枚方市議会議員
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