みなさま
こんにちは木村亮太です。


決算特別委員会質疑詳細その5です。

特別会計・企業会計についての質疑要旨です。




特別会計、企業会計は本来は独立採算性であり、
その会計内で収支と支出を均衡させるのが基本です。

とはいえ、枚方市の場合単独会計では収支が成り立たず、
一般会計から繰り出しを行っています。

繰り出しにも基準内繰り出しと基準外繰り出しがあり、
基準外繰り出しが多いものについて質疑をしました。


基準外繰り出しはそのサービスを受けていない人からの税金も使われている状態です。
(構造的に収支均衡させるのは難しい側面もあります)



■国民年金保険特別会計について
【質問】
枚方市国民健康保険の収納率の推移は?
大阪府内で比較したときの収納率の状況は?
収納率向上に少しでもつながる可能性があるコンビニ収納導入の進捗状況は?





【答弁】
H19年度:90.04%

H20年度:87.97%(←収納率の高い高齢者の一部が後期高齢者医療制度に移行したため)

H21年度:87.66%(←リーマンショックによる景気後退の影響とのこと)があり、とさらに低下

H22年度は88.66%


大阪府内の33市の中では15番目(H21年の統計)


コンビニ収納は国保システムの改修を含め実施に向けた検討を行っている。


【意見・要望】
コンビニ収納の導入を進めることや、
特別債権回収チームと連携するなど、
できる限りの努力をし、収納率の向上を目指すべき。






■下水道特別会計
・繰り出し金の内訳について
【質問】
基準外の繰り出し30億のうち大きなものは
公債費(借金の返済)と伺っているが、
現在の取り組みは?


【答弁】
26億が公債費(借金)
高金利の事業債を低金利の事業債に借り換えるなどで縮減に努めている。


・今後の整備計画について
【質問】
現在の整備率は92.8%だが、
今後の整備計画は?

【答弁】

平成28年度には人口普及率97%を目指す。


・今後の維持保全更新計画について
【質問】
老朽管の維持・更新なども今後していかなければならないが
どのように考えているのか?


【答弁】
今後更新計画を策定し、
全体事業費との整合性を図っていく。



・水洗化率向上について
【質問】
料金収入を向上させるためには、
供用開始してから3年以上たっている未接続家庭に働きかけるべきでは?

接続家庭の推移と実数は?


【答弁】
5~6年経過した過程を優先的に戸別訪問している。
94%程度で推移しているが、実数は増加傾向。



・料金改定について
【質問】
経費回収率(使用料金/汚水処理原価)
が他市と比べても低い。
経営健全化のためには見直しもやむなしなのでは?

【答弁】
今後策定する経営計画において検討していく。



【要望】
上下水道統合により業務の一元化など効率化を図るべき
長期的な視点で最小の費用でメリハリをつけて事業を進めていくべき
経営状況を市民に開示して理解が得られるようにすべき






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