思春期 ・ 子どものトリセツ講師
英語 ・ 英会話講師
木村かおり です。
自粛生活も3か月が過ぎて やっと少しづつ通常の生活に戻り始めました。
明日からは各小学校、中学校、高校で分散登校が始まり、6月1日(月)から通常授業(短縮)で行われるようです。
ただ、3ケ月もの間 休みなど今までなかった事で、
最初は
「やったー、うれしい。」 ➡ 「やることなくってつまらない。」
➡ 「学校行くのが、もう めんどくさい!」
という声にかわりつつあるのですよね。。
そして今まで学校へ行ったり、行かなかったりしていた子どもにとって
この休校中は一番安心できる期間だったと思います。
なぜなら、全員が休んでいるからです。
自分ひとりだけではないから。ね。
学校へ行けない子ども達の中で多いのが
『行かなきゃいけないのはわかってる、でも 気持ちが悪くなったり、頭が痛くなったり、胸が痛くなったりしてしまう』
のです。
ウチの娘もそうでした。
金曜日はとても元気なのです。土、日、が休みだから。
月曜日の朝になると、必ず 頭痛が起こりました。
最初は 嘘!だと思いました。
だって、毎週月曜日に必ずなるのですから。。信じられなかったのです。
でもあまりに酷く痛がるときは吐いてしまうので、
「これは、ちがうぞ」と思い
内科、精神科、へと通い続けました。
結果 ストレスで 頭痛が起こるということで、
酷い痛みが来る前にのむ 鎮痛剤を もらいました。
結局 人(周り)と違うことが耐えられない。
真面目な故に、休み続けて勉強がついていけず、できない自分が許せない。
プレッシャーに弱い。(自信がない。)
子でした。
休み明けで
【休校の間の宿題が多すぎる場合】
宿題は学校の都合で家でやることがないといけない為の一つの方法です。
すべてをしっかりやる必要はなく、一応提出する程度でよい。と考えてください。
受験生であっても、自分から〝やろう!″と思わない限り、苦痛でしかないです。
【「進路がわからない」と答える場合は。。】
毎年中3生は、2学期になるとすでに進路も決めて猛勉強し始めますが、
そうでない場合も多々あります。
〝このへんなら大丈夫!″つまり〝不合格でならない″範囲で高校が決められるケースです。
「入学してみたら、気の合う友達ができない。」
「学校の雰囲気が嫌だ!」となり
高校に合格しても夏休みの間に多くの子どもが登校しなくなり、退学してしまう。
うちの娘が入学2か月ですでについていけなくなり、学校へ行けなくなりました。(-_-;)
これは、私の伝え方の問題でした。
「●●高校へ行けば、国立大学へほとんど行けるよ。」
私のお仕着せ"で入学したという思いがあったのでしょうね。
「○○高校は、合格まで少し届かないけれど、家から近いし、部活も盛んだし、学校の雰囲気もいいみたいだから
お母さんは挑戦してみてもいいと思うけど、どう?」 と、
あくまでも「親の意見」を伝え、提案するだけです。
選択するのは子ども自身ですからね。
【やりたいことは抑え込まず、「未来を考えさせる」】
子どもっていつも「今」が大切ですよね。
でも思春期になると、未来について考えることが多くなります。
例えば
「今、部活がめっちゃ楽しくて仕方ない。勉強好きじゃないから、スポーツ推薦で高校いきたい。」
でも、今年はコロナの影響で、各スポーツ大会はみな中止か延期。
ここでお母さんが、
「何言ってるの?この状態で、推薦もらおうと思っても結果がでないんだから、無理よ。勉強しなさい。」
と言ってしまったらどうでしょう?
もうお子さんはやる気を無くして、もともと勉強が好きでないのだから、学校にも行く気は失せるかもしれませんね。
せっかくお子さんが自分の気持ちをちゃんと言ったのだから
今のお子さんの気持ちを受け止めてあげて未来のイメージを「自分で考えさせる。」ことです。
そのスポーツが盛んな学校の推薦基準を調べて
「あと内申が○○あれば推薦してくれるみたいだから、2学期の成績で決まるからやれそうだよね。」
と プラスの声かけができます。
高校に入るのが目的ではなく、その先の部活(スポーツ)(音楽)を生かして
やっていこうとしている生徒はそのために自ら勉強していきます。
子どもが思春期に入ったら「子育て」は終わって、「子つきあい」と気持ちを切り替えていくといいですよね。
子どもを「しつける」という親の話し方を子どもはかたくなに拒否します。
親から自立しようとしている子と「つきあう」という感覚が必要かもしれません。
「最近、何か言うと、うるさい!と言って部屋に入ったままです。話そうとすると喧嘩になります。」
まず 「思春期って何なのか?」を知ってから
子どもとの関わり方に直接影響する
「きき方」 「伝え方」
をお伝えします。
一緒に明るい思春期を過ごしましょうよ。