今週水曜日の朝、生徒のお母さまと生徒さんが教室に来られました。
その生徒さんは、以前中学3年間うちの教室に通っていた(現高校3年生)のT君です。
現在はT君の弟 R君(中2)が小学校から通ってくれています。
でもT君に会うのは、高校入試の合格発表の日に報告にきてくれて以来 3年ぶりでした。
彼はとても頑張り屋さんで、中学校の先生が〝この内申ではちょっと厳しいなー。”と最後まで
言われてもあきらめずに自分の意志(小学校からこの高校に入りたい。)を貫き見事、地元の進学高に合格しました。
でも3年ぶりに会った彼は少しやせて私とは目を合わせてくれませんでした。
そしてほとんど無表情でした。
一緒に来られたお母さまもなんだか辛そうなお顔でした。
お話しを聴いていくうちに
〝自分のなりたいもの(教師)には到底今の学力からすると無理だ!と先生から言われた。”
〝自分はWebデザインの仕事がしたい!” と。
お母さまはこのことをきいて、
〝それは、勉強についていけないことに対しての<逃げ>の選択としか思えない。” と。
このとき私は つい数年前の娘と私の会話と同じだと思ったのです。
親として 子供がなるべく転ばないように安全な道を差し出してあげたいので、気持ちよりも
現実的なことを最優先して伝えてしまう。
子供は、当然 頭ではわかっている。でも気持ちがついていかない。やりたいことがわからないから、どうしていいかわからない。
このことは大人の私たちも同じです。
お母さまも、学校の先生と同じ意見しか言えない自分とT君と向き合えずに困っていました。
お父様は東京に単身赴任でしたので、ずっとおひとりで頑張っていらっしゃいました。
でも、ここにいらして、
〝子供の気持ちにを受け止めて、一緒に伴走していこうと思います。”と笑顔で帰っていかれました。
しっかりと子供と向き合い今のお子さんの気持ちをしっかり受け止めて、信じてあげてください。
お母さんに信じてもらっているお子さんは、必ず自分で歩いていきます。
なぜなら、ちゃんと自分のことが何でも言えて信じてくれる人、場所があるから。
お母さんにもちゃんと話せる人、場所が必要ですね。
そんな時は私のところにきてください。