ご祭神
松平慶永命(まつだいらよしながのみこと)
※松平春嶽
由緒(境内由緒書きより)
当福井神社は昭和18年我国最終の別格官幣社として創建されたもので、幕末に明君の名を謳われた福井藩主松平春岳を奉祀してある。幕末に際し時代の動向を明察して維新回天の事業に参画し偉勲をたてた諸侯は少なくないが、それらの多くは薩長土肥をはじめ所謂外様の諸藩であって、春岳の如く親藩の雄鎮として宗家徳川に対する情誼を貫きながら、一面大義の確立に当ってはよく其の去就を誤ることなく、全藩一糸乱れざる統制のもとに数々の偉功を挙げた藩主は殆どない。かつ当時の福井藩に明君春岳のもと中根雪江、鈴木主税、橋本左内、由利公正、笠原良策などをはじめ俊秀踵を接して出で、直接臣僚ではないが、有名な橘曙覧のごとき歌人もその治下に現れて絢爛たる人傑福井を現出した。幕末維新の当時こそは、わが福井の歴史に於て最も光輝を放った時期といってよい。この意味に於て当社は又当時のわが郷土福井を表象する好個の記念堂ともいうべきである。なお摂社恒道神社は前記中根、鈴木、橋本の三臣を奉祀してある。
当社は創建後いくばくもなく昭和20年7月19日の戦災によって総桧造りの壮麗な社殿をはじめ全域鳥有に帰し、久しく荒廃したままであったが、市街も次第に復興して当社再建の機運が熟したので、福井大学工学部の設計に基づく新時代にふさわしい独創の建築様式を採り上げて、工を進め
昭和32年 神殿、拝殿、摂社
同33年 大鳥居
同35年 宝物館
同40年 絵馬堂
同41年 社務所
を逐次建立してここに全建物の完工をみるに到った。
場所は福井県庁(福井城)の西側。
鳥居。
手水舎。
冬でも首元あったかそうな狛犬。
大鳥居。この神社の個性であるコンクリート造が目に飛び込みます。
拝殿。
本殿(神殿)。
摂社 恒道神社。
絵馬堂。中央に由緒が書かれている。
ご祭神の春嶽公の像。
福井県神社庁HP
https://www.jinja-fukui.jp/detail/index.php?ID=20161220_105322
住所
福井県福井市大手3-16-1