昔公園とかで変な人っていたよね。
いつのまにか学区内共通のあだ名をつけられてるような人たち。
なんかふと思い出したので書き上げてみた

◆ブルじい
ブルドックみたいなほっぺをもつ、わりときれいなスーツを着たおっさん。
よく子供たちが遊んでいるところからボールを奪う。
スーツ姿でおぼつかない足取りでボールを奪うその姿に戦慄を覚えたものだ。

ある日、ブルじいは子供たちの前で小銭をばら撒き始めた。
群がる子どもたち。潤う駄菓子屋。
ブルじいは小銭をばらまくことによる人気取りに味をしめ、
別の日も、そのまた別の日も小銭をばらまいた。
群がる俺たち。俺らはハトか。

当然、その後問題に。

後日、学校から「おじさんにお金を返しなさい」という命令が下る。
学校から生徒たちに出される命令って、わりと無茶で無意味なことが多い。

「ブルじいへの返金」いまだにこのミッションを終わらせていない。

◆あんぶぼう
俺は直接あったことないが、女性らしい。
あんぶぼうと一緒にエレベーターに乗った友人いわく
「ボールを持ちながら乗ってたら、ボールをはたき落とされた」という事例がある。

変な人達ボール好きだな。

◆十手おじさん
右手に十手、左手に拳銃(のレプリカ)を持ち、
違法改造した自転車を駆り、電波文の書いてあるビラを配って回る変質者。

交差点で十手を振り回して信号無視をしているその姿はまるで暗黒の交通整理員。
自転車の装飾が獅子舞のようにド派手なので、毎日お正月みたいな人だった。
きっと頭も毎日お正月。

「頭がよすぎてああなってしまった」とか聞いたけど
ああなったらもはや頭の良さとか関係ない。
「頭の良さ」の意味を根本から揺るがす存在。川崎の危険分子。

◆おいしーなーんオヤジ
常に白くて可愛い犬(ケルベロス)を2匹連れているジジイ。

突如ハッパを食い始めて
「おいしーなん!ブッ!ブッ!ブッ!」とか言いながらにぎりっぺのジェスチャーをするその姿には美しさすら感じる時がある。
しかしその実態は変質者。

自由すぎるほど自由な発想はまさに型にとらわれないアーティストタイプ。
最近見たらケルベロス2匹がいなくてオッサンだけになってた。なんか切なくなった。
公園に常にいるのでわりと人気者だった。

◆頭にタオルを巻いたおっさん
歩幅が10cm/分程度。
時速60cmという驚愕のスピードでチョコチョコ川崎駅付近をあるいている。

たまにバックする。予告なしでバックするから危ない。
ぶつかったら何が起こるかは不明である。

◆ムエタイ
多摩川の河川敷で遊んでいた俺たちを追い回した凶悪犯罪者。
上半身は裸。
頭にハチマキを巻いて、主に足元を狙ってキックをしようとしてくる。
打撃系の変質者は初めて出会ったため、俺達はかなり恐れて逃げた。

バラけて逃げて、ようやっと逃げ切ったと思っていると、
道路脇に倒れているムエタイが発見された。

原因不明の事故に遭い生死不明。