今日、治療(高気圧)を最後まで受ける事が
出来なかった。
カプセルに入って加圧が始まった時、
急に「グルグル」とお腹が…。
大量の油汗と強烈な便意が襲って来て
呼吸が浅くなろうとしていた。
しかし加圧時に耳にかかる外圧を逃す為
空気もしくは、ツバを飲み続け(耳抜き)
なければならない為、意思に反して
さらにお腹に圧力が掛かる。
15分後、無事加圧が終わり定圧(2気圧)
となったので「もしかしたら治まるかも」
と淡い期待をするも、お腹の太鼓は
さらにビートアップし、私の直腸は
「押すなよ」のダチョウ倶楽部状態。
トイレに行く為、すぐに治療を止めて
もらおうとするが少し思いとどまった。
この治療は途中で止めると、その日は
終了になってしまう為、一回3万円
(3割負担で9千円)が無駄になって
しまう。
ギリギリまで粘ろうと考えるが、お腹の
状態から考えて残り10分程度。
15分間の減圧をしなければ外に出られ
ない事を考慮すると今の直腸から
考えられるタイムリミットは ー5分。
もうすでに間に合っていない!
急いで技師さんに事態を説明し減圧して
もらうが、お腹と時間の攻防はかなり
緊迫したものとなり、部屋はカプセル外
だというのに、重苦しい空気で一杯に
なった。
圧力なべで考えてもらえば解るが、
2気圧で◯◯のニオイが何千万円の
機械に染み着く事を考えると、
五十前のオッさんが漏らす恥など
皆無に等しい。
結果としては間に合った。
大事な治療の一回分だけど、大惨事に
ならなくて本当に良かった。
この治療を受けようと思っている方は
他人事では無い。加圧の際の15分間
耳抜きの為、空気を飲み続けるとお腹が
どうなるか…しかも、通常より多い酸素
を含む空気が、どれ位膨らむかを想像
して欲しい。
イソップ童話の「カエルと牛」の様に
破裂する事は無いけど、体調を万全に
して治療を受けて欲しいと思う。