ウチの妻はすごい! | 脊索腫を再々発したブログ

脊索腫を再々発したブログ

自分と同じ脊索腫が見つかった人の為のブログ

前回のブログで書いた地元の病院での治療後定期検査にて、2mm程大きくなって癌が再々発しているという事を妻に打ち明けた。

妻に心配させまいと、なんて事無いという感じで報告したが、内心では(病気を宣告された時みたいに)泣かれるのでは?と気を揉んでいたが、妻は平気な顔で「本当〜?」「地元病院の主治医って癌の専門でも、粒子線の専門でもないんでしょ?」「何かの間違いじゃない?」と、あっけらかんに言った。

なんか色々考えて気落ちしたのに、虚勢を張った自分が格好悪く感じてしまった。
(流石、我が妻はたくましい。)

まぁ、それでも「はいそうですね」と置いておけないので、画像データを持って粒子線治療センターの主治医に、今後の方針を相談しに行ったんだけど…。(以下、会話のやり取り)


粒子線主治医
「大きくなったと確認出来ないのですが…?」


「はい?」
「いや、あちら(地元病院)の主治医と2人で確認したのですけど…」

粒子線主治医
(同じ画像データをソフトで大きさを測りながら)「ほら、大きくなっていないでしょう?」

「…」

粒子線主治医
「多分、前回のMRIと今回のMRIを撮影し取り込んだ場所(機器)が違うのと、表示するパソコン(画像ソフト)による誤差かな?」

「ほら、私が言った通り大丈夫だったでしょ!」

「…」
(妻の超能力?)

まぁ、とりあえず良かったけど、痛みが少し出ていたからか、何か釈然としないものがあった。
いっその事、プラカードを持った人が現れて「ドッキリでした〜」って言ってくれた方が現実感があるかもしれない。(コレって病気を宣告された時も思ったよな)

でも、未来へ続く道が頼りなく、険しそうとはいえ繋がった事に感謝しかありません。
(主治医の前で嬉しくて泣きそうになったけど)