脊索腫とは、年間100万人に1人の割合で見つかり、30代から60代に多く頭蓋内に50%、仙尾部に33%、その他に17%できるとの事。特徴として成長が遅く、癌 3大治療の抗がん剤、放射線治療、手術が効かない(手術が効かないとは、手術をしても完全に取りきるのは難しく、再発時には転移しやすい)。アメリカなどでは、脊索腫を見つけても何もせず、7年程で死に至るのを待つだけのようです。最近では、脊索腫には重粒子線治療が有効というデータがあります。この重粒子線治療とは、炭素イオンを加速して癌にぶつける粒子線治療で類似のものには陽子線治療があります。この重粒子治療は10年位前から始まり、装置自体は世界に5台程しかなく1台はドイツに、4台は日本にあります(他の国では建設中)。どちらも先進医療なので健康保険が適用されず、自腹で340万円治療前に一括払い。しかも、以前に放射線治療を受けていると重粒子線治療を受けられないし、腫瘍が12cm位までという条件付き。お医者さんはいちいち言ってくれないけど、治療法がドンドン開発されているので治療を受ける際、医者にまかせっきりにせず自分に合った治療を検討する事をお勧めします(胡散臭い民間療法が山程あるので、気をつけて)。
2014年7月29日