名古屋は喫茶店文化である。
ほかの都市ではもう姿を消してしまったような店が毎日大入り満員だ。
オレンジ色のビニール製のソファ、高いところに設置してあるテレビ(大相撲などが放映されている)、銀色のパコパコした灰皿、一口で飲めるような小さなコップで供されるお冷。
東京や大阪ではとっくに姿を消しているそうした昭和の香りが漂う「喫茶店」が未だにそこここに存在しているのが名古屋の面白いところである。
そのような「非カフェ」が好まれる名古屋においてマックのようにあちこちに見られる定番の喫茶店。
それが「コメダ珈琲」だ。
コメダ珈琲の持っている絶妙な「ダサ味」
これが人を落ち着かせるのだ。
「非おしゃれ」「非カフェ」「非きどり」
私もコメダが大好きで時々サマージュースを飲みシロノワールをむさぼり食べに行っている。
そのコメダ珈琲の良さは「喫茶店」をとうに捨て去って「カフェ」にまい進していた大阪や東京の人たちにも受け入れられ、
「コメダが出来たぞーーー!!」となるとみんな張り切って出かけて行くほどの大人気を博している。
しかし、コメダはあくまでも名古屋発祥の喫茶店である。
どんな場所でもコメダを満喫できる時代になったとはいえ、名古屋ならではの楽しみも残しておいてもらいたい。
そこで!!
コメダ珈琲が名古屋に作った姉妹店「おかげ庵」である!!
これはいまのところ名古屋にしかないのではないか?
「お客様のおかげです」という感謝の気持ちを込めて作られたという「おかげ庵」
これは名古屋人の「甘いもの好き」を受けて作られた「コメダ珈琲の甘味処バージョン」だ。
母体がコメダであるのでやっぱり面白い。
例えばお団子を頼むと。。。。。
七輪が出てきて、自分で好きな加減に焼くことが出来る。
これ、非常に楽しい!!
こうやってお団子を乗っけて。。。。。
まあ、けっこう時間がかかるのでその間、もちろんシロノワールなど食べて待っているのだ。
いい感じに焼けてきたら自分でたれをつけて食べる。
醤油をつけながら焼きあげて濃厚な味にすることも可能。
さらにおかげ庵はメニュウが決まっているコメダ珈琲の「実験場」ともなっているらしい。
ここでいろいろな甘みを開発してお客様にだし、好評ならコメダ珈琲の定番に昇格させるというシステムである。
なのでいろいろとチャレンジ的なメニュウがあるのも楽しみの一つ。
名古屋市内にもまだ数は少ないが一度行ってみると楽しい!!