モトリー・クルー(Mötley Crüe)のフロントマン、ヴィンス・ニール(Vince Neil)は、2024年のクリスマスの夜に眠っている間に脳卒中を起こしたことを公表。目が覚めると「左半身全体が麻痺していた」そうで、起き上がれなくなったことを明かしています。
2025年春にモトリー・クルーのラスベガス公演が予定されていましたが、ヴィンスが医療処置を受ける必要があったため、この公演は9月に延期されました。当時、医療処置についての詳細は発表されていませんでした。
ヴィンスは今回、ラスベガス・レビュージャーナル紙で、医療処置についての詳細を明かし、脳卒中を起こしたことを公表。最初は、自身の状況が非常に深刻に見えたと振り返っています。
「歩くことをもう一度学ばなければならなかった。大変だったよ。医師からは再びステージに立てるとは思えないと言われたが、俺は“いや、絶対にやる。見ててくれ”と言ったよ。
状況があまりにも悪く、トイレまで自力で歩くことすらできず、人に運んでもらわなければならなかった。やがて、車椅子になり、そして歩行器を使い、その後は杖を使うようになった。(ナッシュビルの自宅で数ヶ月にわたるリハビリを経て)今は何も必要ない。でも、元の状態に戻るまでには、まるでフルタイムの仕事のような労力が必要なんだ」
声には影響がなかったものの、こう続けています。
「脳が足を動かそうとし始めるまでには時間がかかる。脳が望むように足が動くようになるまで少し時間がかかるんだ。歩こうとしても、うまくいかないんだよ」
さらに彼は、理学療法の一環として、地元のサッカーのコーチから教わった、ラダー(梯子)を使った敏捷性トレーニングを行っているとも語っています。
「それを何度も何度もやっている。たくさん走って、もう一度走ることを学び直したよ。大変だったけど、俺は戻ってきた。以前の状態と比べると90~95%くらいは回復している。これからが楽しみだよ」
延期されていたラスベガス公演は米国時間9月12日からスタートします。
[source] https://neon.reviewjournal.com/
オーディエンス撮影によるヴィンス復帰後MÖTLEY CRÜEのライヴ映像