[ギルストーリー クリエイティブラボ|3月のはなし]






春が来る

写真:キム・ナムギル (俳優)


春が来る
間違いなく
僕のところにも

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春、舞い上がる


写真・文:キム・ドンイル (フォトグラファー)


わずかな日射しとその長さと同じくらい短い季節
春になると舞い上がる 今日も心も春

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Perito Moreno (ペリト・モレノ)


写真・文:キム・ジョリョン (写真家)


アルゼンチン最大の観光地 ペリト・モレノ(Perito Moreno) 氷河を見てきた。
アルゼンチンに30年住んだが、初めて行く場所だ。
私が気楽だと感じる井戸端から少し離れたら、とてもいい場所に行けるのに…
どうして今まで抜け出せなかったのかと考えさせられる。

参考までに写真の氷河の高さは170mだそうだ。

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夕焼けドライブ


作曲・演奏・写真:ムン・イルオ (作曲家)


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書くことは自由だ

文:ソン・ファシン (作家)


ものを書くことは私に自由と解放感を与える。

世の中で私がほぼ唯一自分勝手に出きることがまさに作文だ。世の中の大半のことは自分の思い通りにはならないが、文章を書くときはどっちもつかずになっても自分の思い通りになる。

何を書くのかを選ぶことから 何の単語を書くのか、この単語をどんな単語と付けるのか、段落をここで分けるのか… それはすべてを自分の意思のままに決定し、実行できる。誰も口を挟まない。

執筆は私の中でも最も私一人ですることなので、誰も私にああしろこうしろと指示することはできない。

私は白い白紙の中で飛び回って遊ぶ。垣根ひとつもない広々とした緑の野原を駆け巡る野生の馬のように!本当に私はその自由な感じ一つのためにずっと文章を書いているようだ。私を少しでも閉じ込めるそのすべてのものから逃げるために。

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春の訪れ

絵・文:イ・ソンス (美術家)


道に入る。
今日、僕はまだ来ぬ春の訪れを持って
森を走っていた。
僕の使命は春を少し早く知らせて 
疲れている人に冷たい空気にも耐えられるようにするものだった。
どこへ行くべきか?漠然とした僕の前に突然現れたウサギは、しばらく立ち止まり、僕を見ると走り出した。

道から外れる。
僕は別に理由もなく、初めて現れたこのウサギを追い始めた。使命が私に道しるべをくれたわけではないからだ。漠然とウサギを追う僕は暫く春を忘れてしまった。走る速さと首筋をかすめる冷たい空気と落ちてくる小枝が僕の走りを劇的に高めた。偶然なような介入でウサギを追いかける途中、僕は鹿に触れて春をもたらし、猫を通り過ごして春を浴びせた。

走り続けた後で僕は歓喜のあまり叫ぶ。
「もうすぐ春が来るよ」


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ケンチャナ(大丈夫)

文・絵:ハ・ミナ(作家)


端正な気持ちで
落ち着いて 落ち着いて
最初からでも大丈夫だよ。

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