私の第2の人生、一歳を迎えることができました。
(残念ながらあの赤ちゃんの、モチモチの肌にはもどれませんが(笑))
第一の人生の最後の日のことを少しふれたいと思います
思い起こせば
昨年、5月12日に入院をしました
枕元にドクターの名前が7人も書いてあったのには驚きでした
私の手術は 看護士も、ドクターもチーム一丸となって行ってくれることは聞いてはいましたが、
やはり目の前にすると迫力があるものでした
手術のための検査の合間にも、とっかえひっかえドクターが挨拶と、問診と、簡易な検査をしにきました
みなさん若くてイケメンで、そのことにもビックリでした
お元気かしらね
ただ、不安だったのは、
私の執刀医が海外の学会に出席しているため
手術前日にしか戻らないことでした
ネットや雑誌などではお見受けしていましたが、
ご本人には、その時点でもまだ一度もお会いしていなかったのです
不安でした
ちょうど、手術前日の15日、消灯が近づいた時でした
次の日の手術が怖くて落ち着かず
遅くまでいてくれた家族をエレベーターの下まで送りに行き・・・
病室に戻った時でした
病室の前で、グレーのTシャツに黒のチノパンをはいた、ダンディーな男性が
ウロウロしていました
お隣さん(同室の方)の面会の人・・・?
と思っていると
「プリティーさんですか? わたくし明日執刀させていただく○○と申します
今、空港から直行しました ご挨拶が遅れて申し訳ありません。
MRIもみさせていただきましたよ
腫瘍の回りから大きめにしっかり取っていきますからね。大丈夫!がんばりましょうね」
と力強く重みのある言葉で言ってくださったことを今でも忘れません
私は わぁ~実物の方が素敵
と想いながら「はい、よろしくお願いします」
と、
そして、不思議と手術への恐怖はなくなりました
ス~と体が言葉を受けとめた
というなんともいえない感覚です
そして、この方ならば絶対に大丈夫!
安心したのでしょうね
夜もぐっすり眠れましたし
そして、16日手術当日 8時30分に歩いて手術室まで行き、夕方6時30近くまで
の10時間にわたる手術に望みました
たぶん、今ごろはドクターが頑張ってくれていた時間です
あれから1年、ここに術前と変わりなく存在する私がいます
ドクター達に改めて感謝です
あの時ドクターが、悪いものを取ってくれました
昨日、外来担当の主治医も一年たったことを肌で感じる程、心からとても喜んでくれました
嬉しかった。
だから、患者自身も努力しないといけないことをつくずく思います
一歳になった私は、これから毎年成長していかなければと思うのです