子どもの熱、1日ぐらいならまだしも、
一週間も休めない。
そう思った私は、小学校1年生の長男にお留守番をお願いしました。
当時の私は、
まわりにも迷惑がかかる、その事で頭がいっぱいでした。
保育室に通う次男も、相当毎朝泣き叫んでいましたが、
それ以上に心苦しい事でした。
そもそも働く事自体、実母には反対されていました。
というのも、長男は重度アレルギーで、完全お弁当にしてたものの、
何かと湿疹を全身に出しては、先生から呼び出しがあったんですね。
だから、母は、動けるときは手伝ってはくれましたが、
決していい顔はしませんでした。
働くって、こんなに犠牲を払うものなんや…
それが実感でした。
私に厳しく言う母もまた、私たちが小さな時、病気がちだった弟を理由に
外で働くことをあきらめてきた経験があったからかもしれません。
自分が働くって決めたこと。
オットに弱音は吐いちゃいけないなと思っていました。
でもでも、ママが働くって、大変なんだなあ…と痛感せずにはいられませんでした。
ママの心の揺れは、ダイレクトに子どもに響きます。
この子だけは大丈夫、とタカをくくっていた長女もまた、
崩れ始めたのでした。
そう、私は、失敗からでしか学べないのです。
やりたいことが正しいかどうかなんて、やってみないとわからない。
でも、その失敗がまた、自分を豊かにする財産になったことも確かです。
以前、先輩ママに「子どもとお母さんて、お腹の中にいる頃から、生まれてきた後も、
ずっと心も体も連動してるんだよ」って、教えてもらった事があります。
本当にそうだな、って実感します。
ママのコンディションって、めっちゃ大事。