30日の夜、ソフィーとチベタン料理を食べに行く。
正直、チベタン料理あんまり好きじゃないんやけど、しょーがない。
ハイジの話で盛り上がりつつ、明日の打ち合わせを。
ちなみにスイスではハイジではなくハイディーらしい。
早朝5時半からダルシャン(お祈り?)が始まるので15分前には行こうということで一致。
9時くらいに寝る。
4時半起床、胸高まる。
5時、アシュラムから鐘がなる。たぶん集合の合図。
白装束に着替えて、5時10分出発、5時15分到着。
アシュラムの入り口には人がわんさかいる。
世界広しと言えども朝の5時にこれだけ人が集まる場所はそう無いと思う。
入り口に入ると、男性は右側に、女性は左側に分かれる。
アシュラム内では男女が一緒にいることは禁じられているらしい。
早速、列に並びダルシャンがあるホールに入る順番を待つ。
すると速攻は入れることに。
ホール内はまさに豪華絢爛&ファーーンク!
さらに超デカイ!
天井には無数のシャンデリア、床は大理石、ピンクやブルーに彩られた装飾。
すごいよサイババ!
俺は前から4番目、かなり近い。
脈打つ鼓動。
ホールを囲むように合唱団が大合唱しながら巡回している。それにあわせて信者達も歌う、祈る。
後ろを振り向くと裕に千人を超す信者たち・・・。
これまで色々な殉教者達の祈りをみてきたが、今まで見てきたものは全て無形不視の存在に対しての祈り。
でもここは違う、これから神が現れる。
それを迎える人々のエネルギーは凄まじいものを感じる。
狂気や、歓喜といった感情的なエナジーではなく、もっと動物的で、そして凄くデリケートな求める力。
人の強さと弱さが創り出すカオス。
それから待つこと2時間半、鐘が鳴り響き人々は再び歌いだす。
そして神は降立った。
右前方からゆっくりと現れた。
弟子にゆっくりと車椅子を押されながら周りを見渡すサイババ。
オレンジの衣を纏い、年老いながらもその眼差しはするどく、それでいて優しくも暖かにも感じる。
人々は祈る、ひたすら祈る。
俺は見る、ひたすら見る、凝視する。
俺の前を通り過ぎる、そして車に乗って消えていく(トヨタ)。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。
それだけかい!!!!!!!!!!
3時間待ったんやぞ!!
床めっちゃ冷たいの知ってる???
んー? んー?
もう無理、限界、寒い、表出よう。
みんなは祈り続けてる、ひたすらに。
神様ってすごいね、いや、まじで。
つづく