ツバル日記15最終章(Tuvalu Diary15Final)
LAST!!!
今回の課題は・・・「ゴミ!」
そう、「ゴミ!」について!
問題のゴミ!!!
英語でラビッシュ!”rubbish”なので、”R”の部分は、舌を上に巻いて・・・ゥラビッシュッ!
注:ダルビッシュではありません!
初めに探検した南方面だけでも多く見受けられ、川にゴミを捨てたためそこに貯まりっぱなしの状態があった。
また北方面はもっとヒドイ。
小さな島に、人口5000人ほど人口密度が高すぎるのでは?と思った。
以前は「パラダイス」と言われたほど、キレイな国であったが、今は「ゴミ大国」と言っても良いのかもしれない。
それほど、私には衝撃的であった!
街の至る所にゴミ!
そんなのも気にしない国民・・・将来が本当に不安である。
地球温暖化の前に、ゴミに埋もれて沈んでしまうのではないか。
ゴミは全てを物語ってくれる。
良くゴミ箱に入っているゴミを見て、「このアイス食べたの誰?」というくらいだ!笑
この国にて主に多いゴミは、空き缶、ビン、プラスティック、ビニール、CD、乾電池、オムツなど。
粗大ゴミでは、車や洗濯機、アルミ缶、タイヤなどがあった。
大量のオムツ。
海外から輸入して使用したのはいいが、捨てる方法がない。
未使用のコンドーム。
ビールの空き瓶!
空き缶は、VB(Victoria Bitter、オーストラリアのビール)、Sprite、Fanta、Cokeが多く見られ、他には保存食品として輸入したと思われる空き缶が多い。
これらは街のお店でも多く販売されており、実際、このような暑い気候で保存が難しい国ではとても役に立つ食品なのだ。
民家には冷蔵庫は無いらしく、その日のものをその日購入、魚を取ったりして食べている。無駄なものを買いだめして捨てる先進国民よりかは、エコ的な考えなのかもしれない。
お隣フィジーからも、お菓子などのゴミが多かった、
車に関して言えば、海が近いため、風は潮水混じり。
なので、すぐに錆びてしまうのだ。
そのため、錆びて動かなくなった中古車が、その辺に放置してあるのが多く見られた。
潮風で錆び付いた中古車(日本車)。
錆び付いて使用できないトラック。
ゴミを見たところによると、輸入先の国としては、中国、オーストラリア、次いでフィジーが多いと思われる。
村人の中には中国人がおり、お店を開いているため、輸入後そこで販売し、人々が購入したものと思われる。
また、海外へ行った人々は、村人のために海外から商品を購入し、プレゼントとして与える。
だが、それを使った後の処理方法がない。
ただ燃やす方法のみ。
そのため、ゴミが毎日増える一方である。
以前は地球温暖化にて、“最も海に沈みそうな国”として騒がれていたため、ニュージーランドなどで、移住を受け入れる事業もあったらしい。
先進国のゴミ処理技術を始めるにも、多大な資金と時間がかかる・・・そうしているうちに、この国は沈んでしまうのであろうか?
だが、実際、ゴミも地球温暖化も全く関係も無いというと思わせる、全く楽天的な国民性である。
今ここで、自分に何が出来るか・・・
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ただ、こうしてツバルの実態を、インターネットを通じて情報発信することしかできない。
そして、何か良いことが起こることを待つしかない。
ツバルのフナフチ島最北部にある一番大きなゴミ山。
洗濯機も捨ててあった。(これも日本製)