猪飼野には外国人が沢山住んでいる。「多文化共生」・・・

違う!違う!

 

猪飼野には、1910年以降、日本の植民地となった朝鮮半島出身者、「在日韓国・朝鮮人」一世と、その子孫が、110年以上経った現在も、この地域に暮らしている。

日本の差別に苦しみ、反吐が出るような圧政に耐えて、

自分たちの命と暮らし、

それから民族の「誇り」を守り育ててきた。

 

日本に帰化しても、自分のルーツ、ジィさん(ハラボジ)や、バァさん(ハルモニ)の生きてきた姿を忘れることが出来なくって

ことば(ウリマル)を学び、踊りを学び、チャンゴを叩いた。

そんな「在日韓国・朝鮮人」の「想い」を体現するために、

当時(1980年頃)軍政の韓国に単身留学し、正式な「継承者」としての技と精神を習得した「金君姫」ソンセンニム。

 

猪飼野で「生野民族文化祭」を創設し、想いを同じくする在日韓国・朝鮮人の青年たちと共に、朝鮮市場を練り歩いた。民団も総連も無いねんでぇ!

そしてそこから、民族芸能に覚醒した二世・三世が育ち、金君姫ソンセンニムに続いて、国で修行し「継承者」となり独り立ちしている。

 

そう、

金君姫ソンセンニムは、在日韓国・朝鮮人文化のルーツ。

金君姫ソンセンニムが居なければ、在日韓国・朝鮮人の文化も、在日韓国・朝鮮人の民族教育も成り立たなかったでしょう。

そして

2022年の現在も、「舞」と「音」を継承している。

私・・30年来の「弟子」ですねン。ちょっと中抜けしているけど・・。

 

現在、猪飼野は多くの外国人が居住している。飛行機に乗ってやってきた人たち。

旧御幸森小学校が、在日の思いとは別の道を歩んでいる。

数が多い外国人との多文化共生。

昔、日本国籍やった外国人が存在しているなんて、忘れてしまぅった。反吐をはきながら暮らしを立て、子孫を育み、差別を避けるために、日本に帰化した外国人は数に入れないなんて、意図的やね。

昔から、生野区役所は「生野警察」と共同して、在日韓国・朝鮮人管理の中枢やったしね。まぁそんなもんでしょう。

 

 

2022年10月23日 東成区民センター大ホールで

金君姫ソンセンニム率いる「関西韓国YMCA」の公演があります。

こんな時期に開催せんでもええやろ!と思ったけど。

反吐をはきながら、困難に耐えるのが在日の心意気?

・・知らんけど。

因みに

私は、在日二世ですが

韓国語は全く出来ません(大阪弁と手話しか喋れません)。

学ぼうと思った時期もあったけど、挫折しましてん・・・。

けど・・、言葉が出来ることが「民族の誇り」だとは思っていません。私の存在自体が「在日」の「誇り」ですねン。

まぁ、ちったぁ、チャンゴやプクは叩けます。

 

チケットあります。私も出ます。