この夏チャレンジ中の古文書解読検定の進行状況です。
現在は、送られてきた問題文を楷書に書き換えている作業の真っ最中。
この検定のために新しく
くずし字用例辞典・くずし字解読辞典 いずれも児玉幸多 東京堂出版
を購入
・・・っていままで買ってなかったのね(笑)
分からないくずし字をこの辞書2冊を首っ引きで調べてます。
で、解読の指針として、
群馬県文書館のホームページと、
それから新たに静岡県立図書館のホームページを参考にしています。
どちらもわかりやすくて参考になります。
それで試験問題は、いまのところ8割くらいの進捗率かなあ。
で、ここでかなり使えそうなツールを2つ発見しました。
いずれも携帯アプリで、
まずAI手書きくずし字検索。
PCなんかで通常の変換でも手書き変換ありましたよね(使わないけど)。
それのくずし字版。
これに入力すると、いくつか候補を挙げてくれます。
ただ、その候補が多すぎて迷う(苦笑)
簡単な形のくずし字の解読には便利かも
追記 これはアプリじゃないや。ホームページへの入力です
それから「みを」ってアプリ。
これは超優れモノで、古文書を撮影するとAIが読み取ってくれて変換してくれるという。
つまりOCRの古文書版ですね。
これは最終兵器だ(笑)
これさえあれば、もう古文書読解の勉強なんてしなくていいじゃん・・・
と思いましたが、甘かった。
検定の問題文をさっそく読みとってみますと
残念ながら、意味不明の言葉が並ぶという。
このアプリ、そこそこ読み取ってはくれるのだけれど、そこそこの域を出ない。
自分が辞書で調べた字はおおむね読んでくれてるけど、
肝心な自分の分からない字を読んでくれない(苦笑)
やっぱり最後は人の推理が必要でした。
古文書学の試験問題も、いずれこのアプリで読み取ってみるつもりですけど、
なので、たぶんそんな簡単には回答にたどり着けないでしょう。
ただ役に立たないわけではなく、使い方によってはかなり便利なツールです。
実際、このアプリで判読した字もありますし。
これからはきっとこういうツールの時代なんでしょうねえ。
こういうツールを使いこなすことも勉強のひとつになるんだと思います。