式の一ヶ月前。


まだいろいろ決まってないけど、

とりあえずブーケ!


お花の準備の時間が必要なので、
早めに打ち合わせておかないといけないのです。



結婚式やドレスにこだわりのない私でしたが、めずらしく、ブーケにはこだわりがありました。

それは、生花のブーケであること。
これだけは、譲りません!



ブーケというのは、結婚式の後、花嫁から次の花嫁に贈られるもの。

ブーケトスやる気満々の私にとって、そんな意味合いがある。

次の花嫁さんに、造花で作ったまがいもののブーケを渡すわけにはいかんのです。




実は私、花粉症。

菊類がてきめんキます。


式の当日、花嫁洟ずるずるなんて醜態はさらすわけにはいかない。

お花屋さんに、できるだけ花粉の少ないお花をお願いしました。



ブーケを作ってくれるのは式場外注のお花屋さん。

打合せには式場の担当さんではなく、お花屋さんのブーケのプロが来てくれました。

お姉さんはセンセイと私の抽象的なコメントをききながら、テキパキとまとめていってくれました。




私の要望は、派手すぎず、花粉の少ないもの。

センセイの要望は、式のテーマカラーであるロイヤルブルーと白を基調にしたもの。




「ブーケの大きさは、ウェディングドレスとお嫁様の顔うつりとでバランス見るのがいいですよ」

お姉さんのアドバイスで、ドレスの写真を元に、ブーケの長さを決めました。


ブーケによっては床につくぐらいの長いものもあるのですね。
知らなかった。


そういや最近の流行のブーケで、花嫁の動きにあわせて、花が揺れる動きのあるものもあるそうです。

そんなブーケもちょっと羨ましい(^-^)




お姉さんにある程度お任せするものの、
なんでもいい、というわけにもいきません。



「好きなお花はなんですか?」

お姉さんにきかれて、迷いました。



一番好きな花は、コスモスです。


コスモスのブーケ。
聞いたことない。

やってやれないことはないけれど、難しいんじゃなかろうか?

お花としてもそんなに迫力のあるものではないし、インパクトに欠けそう。



うーん、となると。


「お生まれの季節は?」

おお、ナイスお姉さん。


「春です。チューリップ。チューリップ好きです」

よかった、桜とか口走らなくて。



白のチューリップを主に、ロイヤルブルー系統の花で飾ってもらって、若干下に長いブーケでまとめてもらうこと
になりました。

とはいえ、あまりフラワーアメンジメントに感心のない私は、一体どんなブーケになるのか見当がつかず。


当日のお楽しみとなりました。




お花屋さんとの打合せは、ブーケだけではありませんでした。

結婚式のチャペルのお花は式場手配ですが、会食の卓上花は、私たちの手配。


卓上花についてはブーケと同様、決まったプランがありません。

だいたい希望の雰囲気と量、それにお値段を伝えて、季節のお花などでお任せコースになります。




卓上花は、けちるとろくなことにならない。

姉を筆頭に、いろいろな口から出た言葉です。

お花の少ない会場は、本当にさびしいのだそう。
お金かけていないのが丸わかりらしいです。

うう、友人を呼ぶ以上は、そんな惨めな卓にできない……




卓上花のサンプル写真をいくつかみせていただき、それなりにお値段と折り合いのつくものを選びました。

色はブーケとお揃いにしていただくとして。




「卓上花はそのままにされますか? 
お持ち帰りされますか?」


もったいない。
持って帰れるなら持って帰りますとも。

できれば二次会でも使いますとも。


しかし卓上花すべてを持ち帰るには、すごい量になりそうです。

私とセンセイで持って帰るのは大変そう……



「それでしたら、お客様にお持ち帰りいただいてはいかがでしょうか」


それです。

それぞれの卓上の花を、お客様に持ち帰っていただくのです。

そうすればお客様もうれしいおみやげになる。




ここで問題がひとつ。

卓上花って、どんな風にアレンジメントされてるの?


持って帰るには、包みなおさないといけないのではないでしょうか。

当日、包みなおすのは誰?
新郎新婦にそんな時間があるとは思えない。


希望者に自分で包んでもらう?
そんなめんどくさいなら、いらない、と言われてしまいそう。



センセイが、提案しました。

「卓上花を、小分けしてミニブーケにしてください」


そうか。
最初から分けてしまえばいいわけですね。


会食後にお渡しする引出物の袋に、そのままぽんと放り込んでもらえば、ばっちり。

お花が無駄にならずにすみます。



最後に、お花屋さんと打ち合わせたのはケーキ入刀のナイフでした。


式場の担当の方にみせていただいたナイフの飾りの、ちゃちいこと……


派手な色合いで、いかにも私たちの式の雰囲気に合いません。

色を変更してくれないかと担当にかけあったのですが、できませんの一点張り。

納得いかないセンセイをみかねて、担当さんが提案をひとつ。

「お花屋さんに、相談してみてはいかがですか」



センセイの話をきいて、お花屋さんのお姉さんはナイフの飾り花について、調べてくれました。


高っっ!

ちょっと待って。
お花なんて、ちょこっとしかついてないじゃない。
なのに、五千も一万もかかるんですか!?

ええー、それはちょっと……




困ったな。

できれば卓上花に揃えられるときれいなんだけどな。

むむむ。




解決案として、
ロイヤルブルーのリボンを巻いてもらうことになりました。

お花は使っていないので、比較的リーズナブルなお値段でおさえることができました。



しかしなんですな。

あの、ケーキ入刀のナイフには赤いバラとかすみそうというセンスは、いったいどのくらい前のものなのでしょうか。

いえ、結婚式に赤いバラを使われる方はそれで良いのかもしれませんが、そうじゃない人が大半だと思うんだけどなあ。

他の式場では、そんなことないのかもしれません。


わがままかもしんないけど、

こういう細かい部分にも、気をくばって欲しい、近頃の花嫁さんなのでした。