参議院選挙では18歳選挙権が話題となり、多くの有権者が当事者として選挙行動について検討されたと思います。決して一過性にすることなく、政治に対して関心をもっていただきたく思います。

さてそのような中で、連日東京都知事選挙の話題がメディアを賑わしておりますね。私は東京都民ではないので、あまり特定の候補に肩入れすることなく客観的に選挙を見るようにしているのですが、是非とも東京都民でない方も、私の立場では宇治市民の方々も、少し冷静になって東京都知事選挙を見てほしいと思います。

というのも、国会議員の選挙以上に1つの選挙区として投票人が存在する東京都知事選挙ゆえに、様々な空中戦、情報戦、印象戦略が多いような気がします。
政策よりもレッテル論争が繰り広げられ、ついには週刊誌によるネガティブキャンペーン、あるいは殺害予告まで出てしまいました。
こうした選挙戦に辟易しておられる方も多くおられると思いますが、現在のところ対立候補を過度に叩き自己を過大に持ち上げることが、立候補者にとって当選への一番の有効手法であるという現実もあるわけであります。

私も一議員として、選挙の際にこうした手法をとるような議員にならぬように、日頃から自らの考えや活動をお伝えしなければならないと感じている次第であります。しかし同時に市民の方々も、日頃から地域の政治家に関心を持っていただき、じっくりと冷静に政治家を選んでいただいたいと思います。

民主主義をより成熟したものにするために、市民の皆様もご協力のほどよろしくお願いします。