今年は、昨年に引き続き花火大会や夏祭りが続々と中止になってしまい浴衣の出番も少なかったことと思います
2年間タンスの中に入りっぱなしの浴衣に来年こそはと願いを込めてアイロンがけをしておくのはいかがでしょうか
実は浴衣はご自宅でアイロン可能なものも多くあります。
熱を通すとカビ防止や匂い防止、そして防虫効果もあります
是非チャレンジしてみて下さい。
浴衣の正しいアイロンのかけ方は??
1 大きめのバスタオルかシーツを準備する
普段の洋服と異なり、浴衣は生地の面積が大きいため、小さなアイロン台でかけるのは大変です。面積的にはシーツ1枚と同じくらいです。
アイロン台の替わりに大きめのバスタオルを使うのがカンタン&キレイに仕上げるコツです。
フローリングや畳の上に大判のバスタオルを敷いて、その上でアイロンがけを行いましょう。
2 アイロンはドライ設定で、あて布を忘れず
スチーム設定でアイロンをかけると、水分でシミができてしまうことがあるので要注意。浴衣にアイロンをかける際はドライ設定にし、また、生地のテカリを防ぐためにも必ずあて布をしましょう。
アイロンの温度設定は生地によって異なるため、洗濯表示を確認することが大切です。
「綿は高温」「ポリエステルは中温」に設定するのが一般的です。
3 力を入れず、衿からアイロンをかける
あて布をして、力を入れずアイロンをすばやく動かすのがコツです。
絞りの浴衣の場合は、シボを残すためアイロンを少し浮かせた状態にします。
全体にアイロンをかける場合は、衿→背中→身頃→袖の順に行うのがキレイに仕上げるポイントです。
肩や脇など、縫い目の部分にしっかりアイロンを押し付けて折り目をつけましょう!
4 熱を冷ます
しばらく放置して熱を冷まし、形を定着させたら完了です。
必ず熱が取れてから保管してください。
収納シワもつきにくくなりますよ。
紺や黒など色の濃い浴衣は、アイロンがけをするとテカリが出る場合があります。
テカリはあて布をするか、生地の裏側からアイロンがけをする事で予防できます。
まずは帯で隠れる部分で試してみてくださいね!
浴衣の帯はどうでしょう?
どうしても結びジワができてしまいますよね。
帯は箔や刺繍があるものもあり素材も熱で縮んだり溶けてしまう危険があるものが多いです。
帯はできましたら専門店にお任せください。
当店も例年9月10月は浴衣や帯の丸洗いのご依頼がたくさんまいります。
浴衣にシワがあると、だらしない印象を与えてしまいます。
きちんとアイロンがかかっている浴衣は、凛とした印象を与えるので、首元をより美しく見せてくれます。
綺麗にアイロンのかかった浴衣を着てお出かけを楽しんでくださいね!
ただし浴衣もものによっては、洗濯機で洗うと色落ちしたり、仕立が狂ったり、シワシワになる事があります。
アイロンも洋服と違い注意が必要です。
自信が無い方、お時間が無い方の為に当社が代行致します。
是非!