● 紬の八寸帯は古臭いですか?

 

 

時々、受講者様から「紬の八寸帯は古臭いですか?」と尋ねられることがあります。

 


そして、リサイクル業者の方も「最近、紬の八寸帯が売れなくなりました。古臭いんですかね〜」とおっしゃっていました。

 

 

それに対する私の見解は、

 

 

もしその帯を古臭いと思うのなら、それは、「紬の八寸帯」だから、というわけではなく、「色柄」が古く感じるのだと思います。

 

 

例えば、昭和に流行った、赤、緑、橙、などの明るい原色系の帯だと、古く感じるかもしれません。

 

 

洋服でもなんでも、流行りに流行ったものは、その次代を過ぎると古臭く感じるもの。それ自体が悪いわけではないのですよ。

 

 

だから、流行りを知らない世代にとっては、純粋に素敵と思えたりします。

 

 

洋服でも、すごく前に流行ったMA−1のジャンパー(もしや死語か笑笑 最近はブルゾン笑笑)などが数十年後にまた流行ったりしますものね。

 

 

 

先日着用した紬の八寸帯↓

↑私は、この帯、大好き。帆船の柄が好きだし、質がいいので、とても軽くて締めやすい。

 

 

↓たしかにこの帯は新しい帯ではございませんが、ワタクシ的にはこの帯を古臭いとは思いません。すごく素敵。

今どき、これだけの柄を織り込んで手織りで作ろうと思っても、すごく高価になってしまって、なかなか作れませんよ。

 

 

↓縮緬地の小紋に合わせました。どっしりとしたいい生地の小紋。

↑もしかしたら、着物も帯も、古臭いと思う方もいらっしゃるかもしれませんが、ワタクシ的には、両方とも色柄と上質なところが好きなので、着ますよ。

 

 

 

時代が古いものを着用する時、それに対して、自分の中で、古いという一つのマイナスポイントを上回るプラスポイントがあればいいんです。

 

 

例えば、色柄が好き、とか、すごく品質がいい、とか。

 

 

そしてそれは完全に主観でいいと思います。

 

 

自分軸で装えばいいのです(笑)

 

 

古臭いかな〜と心配なものは、それ以上の自分なりのプラスポイントを意識して、着用してみてくださいませ!

 

 

 

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