昨年から始めている【えこひいき染織講座】とは、ワタクシが偏愛している(笑)着物や帯について、毎月一つのテーマに絞り、それらの実物を見ていただいて、特徴をご紹介したり、それらを活かすコーディネートをご紹介したり、という内容です。
今回のテーマは、『織り絵羽の着物』
『織り絵羽の着物』とは、縫い目に渡ってつながっている柄を織りだしている付下げ柄の着物。
染めの絵羽柄ではなく、織の絵羽柄。 紬地のものも多く、ふだん着以上、フォーマル以下で、ちょっとおしゃれしたいお出かけに着用できる着物です。
織りで絵羽柄にするためには、とても手間がかかるので、その分、作り手さんの思いが深く、着ているだけでテンションの上がる素敵な着物が多いです。
講座では、ワタクシの『織絵羽の着物』コレクションを見ていただくとともに、帯合わせの例も見ていただきます。
帯合わせが難しいと言われる織絵羽の着物も、実際に、帯合わせが見られると、自分への応用ができますね!
見ていただく予定の織絵羽の着物のコレクションは、
・作家物 (作家名は秘密。知る人ぞ知る方のものです。)
・大島 (大島紬で絵羽柄を作るのがどんなに大変なことか!)
・郡上 (レアの郡上の絵羽柄。宗廣家の蔵出しです。)
・西陣お召 (きれいめ好きな方にもおすすめな織司なかむらのお召)
・花織 (艶有り生地に浮織の花織。全体浮織が素晴らしい)
・小千谷 (かわいい柄の小千谷紬。子供タイプさんにもおすすめ)
・本塩沢 (ワタクシの中ではレアな塩沢お召。タテヨコ絣が好き)
・白根澤(きれいなボカシと浮織が素敵)
・米沢 (色んな色が出せる紅花。ピンクだけが紅花ではありません)
・その他、数点
えこひいき染織講座の特徴は、それは、コレクションを見ていただきながら、それぞれの着物の特徴をご説明するとともに、必ず、お顔の雰囲気に合わせた選び方の法則性をご説明しますので、受講者様が、自分ならどんなものを選べばいいかを落とし込めるように昇華させた内容でお話すること。
そして、コーディネートを紹介するときも、同じように、お顔の雰囲気やお好みに合わせたコーディネート方法の法則性をご説明しますので、ご自分へ応用ができますよ。
つまり、「〇〇の特徴のお顔の方なら、〇〇の特徴のものを取り入れると良い」という法則性のあるアドバイス付きで、いろんなコレクションとコーディネートが見られるということ。
ものを見せるだけなら、誰でもできる(笑)。佐藤にしかできない内容で、きっと受講者様のお役に立てると自負があります。
もし自分だったら、どんな柄が、どんな色がすきなのか、次に買うならどんなものか、そして、自分だったらどんなコーディネートをしたいのかの妄想を広げていただく一助となればと思います。
ぜひ、会場でお会いいたしましょう!
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