● 「大柄小紋」と「派手小紋」の違いとは?大柄小紋のコーデ
小紋柄、大柄だと派手だから似合わないって思っていませんか?
「大柄小紋」≠「派手小紋」なんですよ。
私の大柄小紋を例にご説明いたしますね↓
こちらの小紋、紬糸入りの大島の白生地に染めた大柄小紋です。
私がまだ呉服のメーカーで働いていた頃、できたてほやほやを、気に入ってもとめた着物です。
仕立てで、顔周りはなるべく小柄が来るように、注文した覚えがあります。
紬好きなワタクシが小紋を買う時の基準は、
- 派手じゃないもの
- 手仕事感を感じるもの
「いやいや、十分派手ですよ」って、つっこみが聞こえてきそうですが(笑)
わたくしにとっての「派手」とは
- 鮮やかすぎる色味
- 写実的すぎる柄
- 光沢感の有りすぎる生地
この3つが合わさると、とても手が伸びません。基本的にワタクシの顔が派手なものを受け付けない(笑)
この大柄小紋は、ワタクシにとっては派手ではないんです。なぜならば、
- 色味は鮮やかではない
- 柄は写実的ではない
- 生地は紬地なので光沢感ほぼない
ということで、はじめに戻りますが、この小紋は、大柄ではありますが、派手ではないんです(笑)
そして、もちろん、これが正解ではなく、派手さを感じるほうが似合う方もいらっしゃいます。これは顔タイプによりますよ。
なので、自分に当てはめてみて、自分は派手な方が好きか、派手さを感じると苦手なのか、で、一つの基準にしていただけたらと思います。
では、この大柄小紋のコーデのご紹介を。↓
↓帯は、すくい織。大津絵をモチーフにしています。
雷さまが雷太鼓を落としてしまって焦って拾っている図です(笑)
大津絵って、ユーモラスで好きです。
前帯柄は、その、落とされた雷太鼓が(笑)
小紋柄も、よく見ると凝ってるでしょ!
無地っぽい着物に飽きてきた方は、ぜひ、柄物着物も取り入れてみてくださいませ!
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