● 「帯に派手なし」の帯合わせ。柚木沙弥郎の型絵染の名古屋帯。
「帯に派手なし」。この言葉、着物を着始めたら、どこかで聞く言葉ですよね。
この言葉の意味は、着物は年齢によって派手なものが似合わなくなるが、帯は、年令に関係なく、少し派手かなと思うくらいのものを選ぶほうが、素敵に着こなせますよ、という意味。
私も本当にそう思います。
特に現代は、着物はスッキリと無地感のものをお選びになられる方が多いので、帯まで大人しめなものにしてしまうと、ともすれば、仲居さんみたいになりますよ(笑)
せっかく、頑張って着物を着たのに、「仲居さんみたい」って言われると、ちょっと残念ですものね。
仲居さんの名誉のために言っておきますが、仲居さんの着物はお仕事のための着物で、お客様を立てるための着物なんですよね。
なので、「仲居さんみたい」の言葉に込められた意味合いは、
- 着こなし全体が無地感で無難感がある
- 没個性的で、制服感がある
といったところでしょうか。
そうならないためにも、趣味の着こなしの場合、帯は少し派手なくらいでちょうどよい。
↓そんなこんなで、派手な帯、つけてみました(笑)↓
↑絹麻紬の着物に、柚木沙弥郎の型絵染の帯。
↑たとえ、顔が地味系で派手さが似合わない顔タイプでも、帯は顔から離れるし、面積は小さいし、派手でもいいんですよ〜
↑後ろ姿は、顔も見えないので、お太鼓が着姿の顔になります。顔タイプ関係なし(笑)!
どうぞ、「帯に派手なし」を忘れないようにして、帯合わせを楽しんでいただきたいです!
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