実家の整理をしていた時に、私がお宮参りで着せてもらった着物が出てきました。
その着物は貧しかった祖父母が孫である私の誕生を喜んで奮発して高価なものを購入してくれたと聞きました。
デザインも今の時代でも古臭く感じない美しいデザインで女の子らしく小花の刺繍が施されていました。
「おじいちゃんとおばちゃんが買ってくれたものだけど、もぅ使い道もないね…」と母が処分をしようとしていましたが、
私はもったいなく感じて預からせてもらいました。どうにか使い道がないかとインターネットで調べると、着物はリメイクができるという情報を得ました。
着物は反物を直線で裁断して縫い合わせます。洋裁と違い立体裁断ではないので、糸を解いてつなぐとまた反物に戻ります。
ですので生地のリメイクがし易いということでした。
せっかく祖父母がプレゼントしてくれた着物なので何かにリメイクをして再利用がしたいと思いました。
ワンピースやスカートにもリメイクができると書いていましたが、裁縫が苦手な私にはハードルが高いのと、
リメイクをしたところで着物柄のワンピースやスカートは年齢的にも私は履けないと感じました。
そこで簡単にできる、くるみボタンを作ることにしました。くるみボタンを作るキットは100円均一でも販売されていて低価格で入手が簡単でした。
好きな柄の部分を使って作ったくるみボタンは、オシャレで古風な雰囲気もありました。
くるみボタンにヘアゴムを通して髪飾りにしたり、キーホルダーにしたりと様々な使い道があります。
リメイクに使えた生地はわずかでしたが、少しでも再利用できて良かったです。