名古屋の振袖のこと

名古屋の振袖のこと

皆さんは振袖のことどれだけ知っていますか。名古屋には色々な呉服屋さんやレンタル屋さんがありますよね。ママ振りも最近はやってます。

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実家の整理をしていた時に、私がお宮参りで着せてもらった着物が出てきました。
その着物は貧しかった祖父母が孫である私の誕生を喜んで奮発して高価なものを購入してくれたと聞きました。
デザインも今の時代でも古臭く感じない美しいデザインで女の子らしく小花の刺繍が施されていました。
「おじいちゃんとおばちゃんが買ってくれたものだけど、もぅ使い道もないね…」と母が処分をしようとしていましたが、
私はもったいなく感じて預からせてもらいました。どうにか使い道がないかとインターネットで調べると、着物はリメイクができるという情報を得ました。
着物は反物を直線で裁断して縫い合わせます。洋裁と違い立体裁断ではないので、糸を解いてつなぐとまた反物に戻ります。
ですので生地のリメイクがし易いということでした。
せっかく祖父母がプレゼントしてくれた着物なので何かにリメイクをして再利用がしたいと思いました。
ワンピースやスカートにもリメイクができると書いていましたが、裁縫が苦手な私にはハードルが高いのと、
リメイクをしたところで着物柄のワンピースやスカートは年齢的にも私は履けないと感じました。
そこで簡単にできる、くるみボタンを作ることにしました。くるみボタンを作るキットは100円均一でも販売されていて低価格で入手が簡単でした。
好きな柄の部分を使って作ったくるみボタンは、オシャレで古風な雰囲気もありました。
くるみボタンにヘアゴムを通して髪飾りにしたり、キーホルダーにしたりと様々な使い道があります。
リメイクに使えた生地はわずかでしたが、少しでも再利用できて良かったです。

 

着物と言えば、日本を代表する伝統衣装ですよね。現在では結婚式やイベントの時に着用するものですが、最高の礼装だと思います。
衣装の価格も、着付けの手間も他のドレスとは比べ物にならないほどです。そんな大変な衣装ですが、私は結婚式に参列する時は着物と決めています。
少し前ですが、外国人の友人の披露宴に参列しました。新郎新婦両方が外国人であるため、参列者もいろいろな国籍の方が来ていました。
そして式場で着物を着ている参列者は私だけでしたので、とても目立ちました
。控えめな水色の訪問着で、けっして派手ではないのですが、着ている人が他にいないと目立ってしまうものです。
新郎新婦には、着物で来てくれてありがとうと感謝され、参列している外国人には珍しがられてたくさんの方に話しかけられました。
実は会場内に知人が少なかったのですが、着物のおかげで知らない人たちがどんどん話しかけてくれえるので孤立しませんでした。
着物のおかげです。外国人の方に日本の着物を間近で見せることも出来たし、一緒に写真も撮れたし、和やかな雰囲気になれました。
あとで新郎新婦に言われたことは、着物は日本で最高の礼装、綺麗に着てきてくれてありがとうということでした。
日本の素晴らしい文化である着物、これからもどんどん着たいと思います。

 

名古屋市内にある短大の卒業式、やはり、ここは袴が主流となります。私は、知り合いからオレンジの着物を借りて、紺色の袴を身に着けて出席しました。
これもすごくかわいくて、私の好きな色だったので、すごく思い出になりました。
ところが、袴ではなく、振袖で卒業式に参加する友人がいて、この子の振袖がとても話題になりました。
彼女の実家は、九州でわりと大き目の会社を営む家庭だったので、裕福なのです。そんな彼女の家の状況がわかるような振袖となっていました。
黒がベースとなった、赤と白と、ちょっとだけ黄色が入った振袖は、まさに「あねご」と呼ばせてもらいたいような、大人びた柄とカラーでした。
しかも、彼女のメイクも、シンクの口紅を塗って、ちょっと妖艶な髪形をしてきたので、とてもセクシーな感じに仕上がっていたのです。
そんなことからクラスですごく話題となりましたし、私も、いまだに彼女の振袖姿が頭に浮かんでくるほど、インパクトのある振袖でした。