加賀友禅の色や特徴は知れば知るほど虜になります。
なぜでしょうか。加賀友禅はその色や文様、伝統的な技法について、
すばらしい特徴をもっているからです。
文様は、絵画調であり、自然や古典を元にしています。
また、配色は多彩であり加賀五彩をベースにし、古典の色調を捉えています。
友禅の技法は、下絵に青花をもちいており、絵画の線を生かしています。
また、手描きの糸目糊の線から美しさがたちます。
そして自然を象徴とするところも特徴で、虫食いや先ぼかしの技法もとりいれております。加賀友禅は、作家により特色も多彩な作品となります。
その他、加賀調のきもので量産されているものも今では多く見られます。
加賀調子の着物といわれても悪い品ではなく、作りはしっかりとしていて型友禅の技法が使われているので通常判別が難しいようです。
加賀友禅を見分けるポイントがあるとすれば、着物としての風格があり、流行がなく、丈夫なつくりで保存状態が良好であれば長く使えるということです。
いいものは持ちがいいのは、歴史ある伝統的技法であることは間違いないということですね。