着物が「ワンピース感覚で着られる♪」
『着付け教室 つるみね』 主宰
きものコンサルタントの
増田あさかです
今日は台風で、東京は朝から大雨です。
こんなどしゃ降りの日に着物を着て
お出掛けなんて極力避けたいですよね
でも、どうしても雨の日に着物で
お出掛けをしなくてはならない日や
今は降っていないけど
午後から雨の予報の日もあります。
そんな雨の日、着物でのお出掛け
何を着ていくのがいいか迷いますよね
まずは基本的なことで
何処に行くのか、誰と会うのか、により
選ぶ着物が違ってきますが
今日は、
「お友達と着物でお出掛け
でも午後から雨の予報」の設定で
どの着物を選ぶか、考えてみましょう！
正絹は水がついただけで
シミになるとご存知でしたか？
えっ！？
水だったら大丈夫じゃない？
と、思われますよね。
正絹の着物は、水がつくと
そこにシミが出来てしまうため
雨の日や洗面所などでは
細心の注意が必要になります！
そして特に
お召や塩沢、縮緬といった
糸に強い撚りがかかった強撚糸といわれる
糸で織られた着物は
水がついた部分が縮む恐れがあります。
そのため雨の日の着用は
あまりオススメしません。
逆に、同じ正絹の着物でも
大島紬は平織でつるっとして
若干水を弾くので
雨には、比較的強いとされています。
雨の日の友人とのお出かけなら
お家で洗える、木綿か東レシルック
などの洗える着物が
やはり安心でオススメかなと
ポリエステル着物も昔と比べ
良質な生地が多く
代表的なのが東レシルックですが
プロが触っても、絹なのかポリなのか
判断がつかない優れものもあります
なので、洗える着物を一枚持っていますと
水撥ねも気にせず、更に着物で焼肉やラーメンなどへも
気軽に着られますのでとても重宝しますよ
そして雨の日のオシャレの楽しみ
着物の上に、雨コートを着ます
雨コートの大切なポイントは
裾の長さです！
必ず着物の裾より1〜2cmは長めのものが
しっかりカバーできるので安心です。
正絹の着物でも普通の雨でしたら
雨コートで安心してお出掛けできます
今日は雨の日の着物について
お話しました。
まとめ
▮ 雨の日には避けた方がいい着物
・お召
・塩沢
・縮緬
▮ 比較的雨に強い着物
・大島紬
▮ 正絹の着物では心配という日
・木綿 ・東レシルックなどの洗える着物
▮ 雨の日ならではのオシャレ
・雨コート
・裾は着物より１～２㎝長めのものを選ぶ
雨の日でも着物は楽しめ
雨の日ならではの着物のオシャレもありますので
ワンピースと変わらず気軽に着物を楽しみましょう
着付け教室つるみねの
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