羽織とコートの違い。羽織は○○扱いです。

ワンピース感覚で着物が着られる♪

『着付け教室　つるみね』　主宰

きものコンサルタント

増田あさかです

今の季節、着物でお出掛けする際に

羽織や道行コート、道中着なんていう

洋服でいうと、コートにあたるものを着て防寒します。

ここで注意したいのが、羽織もコートと

同じようなものでしょう？

と思われがちですが、違うのです。

道行コートや道中着は、コートにあたりますが

羽織は洋服でいいますと、ジャケットや

カーディガン、ショールのような扱いになります。

なので、例えば友人宅へお邪魔するとき

道行コートと道中着は玄関先で脱ぎ

さっと袖だたみにして、お邪魔するようになります。

羽織はカーディガンなどと同じ扱いですので

玄関先で脱がなくても大丈夫なんです。

そのまま羽織を着ていても

何も問題ないんです。

防寒もでき、わざわざ脱ぎ着しなくてもよく

羽織ってカワイイのに、便利だわ～。

とズボラなわたしは思うわけです。

そして、さらにズボラなわたしは

外出時にもし汚れても気にならないようにと

敢えて、東レシルックの洗える素材を

チョイスしまして、羽織を仕立てました。

全体が分かりずらいので、下の写真を。

今度は雪輪の模様がよく見えませんが

長すぎない、長羽織に仕立てました。

羽織の丈は好みがありますので

お好きな長さでお仕立てすればいいと思います。

少し昔は、短めの丈が流行っていて

わたしの母親世代は短い丈が多かったようです。

最近は長羽織が流行っていますが

あくまでも、お好みの長さでいいんですよ。

そして、最後に羽織をお召しになる際に

気を付けるポイントが、羽織紐の位置ですね。

帯締めと帯の上線の間に、羽織紐がくるのが丁度いいです。

オレンジとオレンジの線の間ですね。

あと、忘れてはいけないもう一つのポイント！

羽織はフォーマルな着物には合わせられません。

フォーマルな訪問着などに合わせるのは

道行コートが一般的です。

羽織は普段着の着物の時に、楽しみましょう。

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